カフェの開業資金はいくら?4つの開業スタイル別の目安や節約術なども!

最終更新日:2023年03月01日

カフェの開業は人気がありますが、実際に始めるとなるとどのようなものが必要で、どのくらいの開業資金が必要になるか分からないという方も多いことでしょう。

そこで今回は、カフェの開業資金について徹底解説!店舗型や自宅型、移動型、間借り型の4つの開業スタイルに分けて、必要な開業資金をご紹介します。
そのほか、「資金ゼロ・100万円でも開業できる?」「いくら稼げる?」「開業資金を安く抑える方法は?」などの疑問にもお答えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

まずは、カフェの開業資金の種類を知ろう!

カフェ開業のために必要な資金は?

カフェは資金ゼロ・100万円の低資金でも開業できる?

カフェの開業資金調達について(融資・借入・補助金・助成金など)

カフェを開業したらいくら稼げる?収支の目安

カフェの開業資金に関する失敗事例

カフェの開業資金を安く抑えるポイント

カフェの開業資金は少しの工夫でも抑えられる

まずは、カフェの開業資金の種類を知ろう!

まずは、カフェの開業資金の種類を知ろう!

まずは、カフェの開業資金にはどのようなものがあるのかをおさらいしましょう。
カフェの開業資金の主な種類と目安は、以下の通りです。

項目 概要 目安
物件取得費 ・敷金/礼金
・保証金
・前家賃
・仲介手数料
家賃の約12ヵ月分
内装工事費 ・設計費
・材料費
・家具やインテリアなど
1坪あたり20~50万円
厨房設備費 ・エスプレッソマシン
・冷凍冷蔵庫
・オーブン
・シンク
・食器洗浄機など
・10坪程度のカフェ:約120万円
・16~17坪程度のカフェ:約200万円
備品・什器・消耗品費 ・食器
・POSレジ
・看板など
10坪程度のカフェ:約30万円
広告宣伝費 ・チラシ制作
・DM制作
・看板制作
・ホームページ制作
・広告掲載など
10~20万円
運営資金 ・家賃
・人件費
・仕入れ費用
・水道光熱費
・広告宣伝費
・消耗品費など
家賃の10~18ヵ月分または、売り上げ(想定)の6~12ヵ月分

それぞれ解説していきます。

物件取得費

カフェの開業にまず必要なものは、物件です。

開業資金としては、敷金や礼金をはじめ、保証金、前家賃、仲介手数料などが含まれる物件取得費が挙げられます。立地や利用する不動産会社によってもさまざまですが、合計で家賃の12ヵ月分くらい必要になるケースが多いようです。

カフェに限らず、家賃は駅前やオフィス街、学生街、繁華街、商店街など場所や立地によって大きな差が出ます。都心に近いほど高く、都心から遠いほど安くなるのが一般的です。

カフェの家賃は、想定される売り上げの10%程度に抑えるよう心がけましょう。そのほか、火災保険や更新手数料なども年間1.5万円程かかるので、細かい費用もしっかり確認する必要があります。

内装工事費

内装工事費は、開業資金のなかでもカフェの規模やデザイン、物件の状況などによって大きく変わる項目で、1坪あたり20~50万円が目安です。

一から設計や内装が必要なスケルトン物件の場合より、同業者が退去した居抜き物件のほうが安く済みます。また、全て業者に依頼するのではなく、部分的にDIYをするなどすればその分だけ費用を抑えることが可能です。

厨房設備費

カフェの開業に欠かせない厨房設備は、エスプレッソマシンや冷凍冷蔵庫、オーブン、シンク、食器洗浄機などが挙げられます。

10坪程度のカフェであれば約120万円、16~17坪程度のカフェの場合は約200万円が目安となりますが、全て新品で揃えるとなると200~1,000万円程度はかかるでしょう。

カフェの厨房設備費の調達は、ほかにも飲食店専門のリサイクルショップやリースを利用する方法があります。

備品・什器・消耗品費

カフェの開業資金には、食器やPOSレジ、看板などの備品・什器・消耗品費が含まれます。

こちらも厨房設備費と同じように、カフェの規模や調達方法によって変わりますが、10坪程度のカフェの場合は約30万円が目安です。

量販店の商品を購入したり、リースを利用することで開業資金を抑えることも可能ですが、カフェの独自性を出しにくくなるというデメリットがあるのでしっかり検討しましょう。

広告宣伝費

広告宣伝費もカフェの開業に必要な資金の一つです。

開業すれば勝手にお客さんが来るということはないので、開業前にチラシやDMを作って配布したり、ホームページ・SNSの開設や広告掲載で認知度を高めたりなどの集客施策を打つ必要があります。

どのような手段で販促をするのかや頻度などにもよりますが、資金の目安は10~20万円と考えておくと良いでしょう。

運営資金

カフェの開業資金で忘れてはいけないのが、運営資金です。
開業直後から黒字になるケースはほとんどないので、開業資金を準備する際には運営に必要な費用も含めて考える必要があります。

運営資金の目安は、家賃の10~18ヵ月か売り上げの6~12ヵ月分。家賃や人件費、材料費、自分の生活費などを含め、お店を続けていくための費用を十分に準備しておきましょう。

カフェを開業・経営したいなら必読!未経験からの開業にも役立つ資金・年収・成功の秘訣を紹介

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カフェ開業のために必要な資金は?

カフェ開業のために必要な資金は?

一口にカフェと言っても規模や内装、取り扱う商品などによって、開業資金には差が出ます。場所も都心で駅前、などの物件は賃料が高額になりますし、多くのメニューを揃えればその分材料費もかかりますし、スタッフも必要となります。高額になる場合は、1,000万円を超える資金が必要となる場合もあります。

一方で立地にこだわらず、居抜き物件などを探し設備工事などを節約し、内装なども自分でできることは自分でする、といった方法で開業すれば、200万円程度で開業することも可能です。

そこでこちらでは、店舗型・自宅型・移動型・間借り型の4種類に分けて、それぞれの開業資金をご紹介します。

カフェの開業スタイル 開業資金の目安
店舗型カフェ 約1,150万円
自宅型カフェ 約760万円
移動型カフェ 約470万円
間借り型カフェ 0~50万円

店舗型カフェの開業資金

項目 金額
物件取得費 260万円(敷金40万円/礼金80万円/前家賃120万円/仲介手数料20万円)
内装工事費 300万円
設備費用 250万円
備品費用 50万円
広告宣伝費 20万円
雑費 30万円
運営資金 240万円
合計 1,150万円

店舗型カフェの場合、10坪程度のカフェと想定した際の開業資金の目安は約1,150万円です。
店舗型の場合は物件の準備から必要になるので、特に物件取得費や内装工事費、設備費用の割合が多くなる傾向にあります。

自宅型カフェの開業資金

項目 金額
内装工事費 250万円
設備費用 250万円
備品費用 50万円
広告宣伝費 20万円
雑費 10万円
運営資金 180万円
合計 760万円

10坪程度の広さの自宅型カフェの場合、開業資金の目安は約760万円です。

店舗型とは異なり物件を借りる必要がないので、物件取得費がかかりません。また、自宅のキッチンやトイレなどを活用すれば、内装工事費も抑えやすいです。
店舗まで通う必要もないので、交通費などの雑費も安く済みます。

移動型カフェの開業資金

項目 金額
車両費 200万円
内装費 50万円
備品費用 10万円
広告宣伝費 20万円
雑費 10万円
運営資金 180万円
合計 470万円

移動型カフェの場合、購入する車両によって開業資金を大きく抑えることが可能です。中古のキッチンカーを購入した場合は、約470万円が開業資金の目安となります。
キッチンカーでカフェを開業する場合、レンタルを利用するという方法もありますが、購入するより割高になるケースもあるので要注意。知識があれば自身で車両をカスタマイズすることもできるので、独自性も出しやすくなるでしょう。

間借り型カフェの開業資金

間借りとは、既存の飲食店が使っていないスペースや営業時間外にお店を借りてカフェを開業する方法で、開業資金の目安が0~50万円と、今回ご紹介した開業スタイルのなかで最も開業資金を抑えることが可能です。

間借り型カフェの場合、物件取得費や内装工事費、設備費用など負担が大きくなってしまいがちな開業資金が不要なので、店舗型の10分の1程度の資金で開業することができます。

ただし、契約店舗の意向に従わなければいけないので、自身のイメージに合った内装にできない、営業時間などが制限されるなど自由度が低めであるというデメリットもあります。メリットとデメリット両方を十分に理解した上で選択するようにしましょう。

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カフェは資金ゼロ・100万円の低資金でも開業できる?

カフェは資金ゼロ・100万円の低資金でも開業できる?

結論から言うと、カフェは資金ゼロや100万円くらいの低資金でも開業できます。

現に、個人カフェ開業.comが実施した「カフェの開業に関するアンケート」によると、100万円以下でカフェを開業したという方もいます。

先ほどご紹介した、開業資金を極限まで抑えられる間借り型カフェを選ぶことで実現はしやすいでしょう。また、融資や借入、補助金、助成金などを活用すれば、自己資金100万円でもカフェを開業できるケースもあります。

ですが、一方で1,000以上の開業資金がかかったという方の割合が最も多いことも分かっています。カフェの経営が軌道に乗るまでにも毎月コストがかかることを考えても、資金ゼロや100万円の低資金でのカフェ開業は不可能ではないが、現実的に厳しいと言えるでしょう。
開業後の資金繰りに苦しまないように、カフェの開業資金は十分に準備しておくことをおすすめします。

参照:カフェの開業に関するアンケート | 個人カフェ開業.com
※「開業に関するアンケート 開業にあたり、資金はどれくらいかかりましたか?」を参考に比較ネットが作成

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カフェの開業資金調達について(融資・借入・補助金・助成金など)

カフェの開業資金イメージ

カフェを開業するための資金をすでに1,000万円は準備できている、という方は多くないと思います。特に開業資金が少ない場合は、融資や借入、補助金、助成金制度、クラウドファンディングの活用で資金調達する方法を検討してみてください。
それぞれ詳しくご紹介します。

金融機関からの融資・借入

カフェの開業資金調達方法として多くの人が活用するのが、金融機関からの融資・借入です。

金融機関と言っても都市銀行や地方銀行、信用金庫、信用組合などの民間の金融機関と、政府系の金融機関と種類があり、それぞれ融資・借入に関する特徴が異なります。

民間の金融機関の場合、都市銀行や地方銀行だとカフェや飲食店を開業した経験・実績がないと融資を受けるのは正直なところ難しいです。信用金庫や信用組合はその地域の個人事業主や中小企業のための金融機関のため、創業時や初めて独立開業する方でも都市銀行や地方銀行よりは融資を受けられる可能性があるでしょう。信用組合においては組合員であることが必須なので、その点にはご注意ください。

民間の金融機関と比較してより融資が受けやすいと言われているのが、政府系金融機関の「日本政策金融公庫」です。日本政策金融公庫で、通常の貸し付け以外にカフェ開業時に利用できる主な融資制度をご紹介します。

融資制度 概要 対象
新創業融資制度 ・無担保無保証人の融資制度
・融資限度額3,000万円(うち運営資金1,500万円)
・創業資金総額の10分の1以上の自己資金が必要
・新たに事業を始める人、または事業開始後で税務申告を2期終えていない人
新規開業資金 ・原則としては担保や保証人が必要な融資制度
・融資限度額7,200万円(うち運転資金4,800万円)
・新たに事業を始める人、またはおおむね事業開始後7年以内の人

特に「新創業融資制度」は金融機関より融資ハードルが低い上に原則、無担保無保証人で融資を受けられるので、カフェ開業でも多くの方に利用されています。

自己資金がない人でも申し込むことはできますが、基本的に創業資金総額の10分の1以上の自己資金が必要になるので注意が必要です。融資を受ける際には、自己資金のほかに、経営者の業種経験や能力、資金の使い道、返済の可能性といった点がポイントとなります。審査がありますが、的確な計画書と熱意を持って臨むことで融資の可能性が高まります。

参照:創業時支援 | 日本政策金融公庫

国や地方自治体の補助金・助成金

カフェの開業資金調達として、国や地方自治体の補助金・助成金制度を利用する方法があります。
それぞれの特徴を下記にまとめました。

項目 補助金 助成金
主な対象 経営資金・開業支援 雇用
担当する省庁 経済産業省・県や市町村などの自治体 厚生労働省
財源 税金 雇用保険
支給条件 審査に通った人のみ 一定の条件を満たしている人全員
募集の制限 あり なし
申請時期 補助金ごとに指定 年間を通じて申請できる
募集の頻度 年に1~2回ほど 随時
申請期間(締切) 約1ヵ月 半年~通年ほど
受け取り方法 先に自己負担し、申請後に受け取る 先に自己負担し、申請後に受け取る

融資とは異なり補助金や助成金は基本的に返済不要なので、資金面での負担をできるだけ抑えたいという方におすすめですが、なかには利益の一部を返還する必要がある制度もあるので、申し込む前にしっかり確認しておきましょう。

クラウドファンディング

近年、カフェ開業に限らずさまざまなビジネスでの資金調達方法として広まっているのが、クラウドファンディングです。
クラウドファンディングとは、「クラウド(群衆)」と「ファンディング(資金調達)」を組み合わせた造語で、インターネットを通じて不特定多数の人から資金を調達することを意味します。

知らない人からの出資を募る方法のため、ビジネスの魅力を伝える力が求められます。また、返済は不要ですが出資者にリターン(特典)を提供する仕組みになっているので、その対応が必要です。
必ずしも目標金額が達成できるとは言い切れませんが、カフェの開業前から一定のフォロワーを得られるので、ビジネスの認知度を高められるなどのメリットもあります。

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カフェを開業したらいくら稼げる?収支の目安

カフェを開業したらいくら稼げる?収支の目安

では実際にカフェを開業したらいくら稼げるのでしょうか。
カフェの売上高は以下のような計算式で算出できます。

  • 売上高 = 客席数 × 回転数 × 客単価 × 営業日

カフェで稼げる金額は、お店の規模や立地、経営状況などによっても大きく変わりますが、カフェの経営コストが売り上げの90%以下、利益10%以上になるような収支バランスが理想です。

こちらでは、郊外型のカフェを展開するフランチャイズ『さかい珈琲』を例に、80坪の広さの店舗の1ヵ月の収支モデルを紹介します。

項目 金額 売上に対する割合
売上 約900万円 -
原価 約234万円 26%
人件費 約234万円 26%
賃料 約90万円 10%
水道光熱費 約45万円 5%
ロイヤリティ 約27万円 3%
その他経費 約53万4,000円 5.9%

フランチャイズの場合、利益を確保できるビジネスモデルが確立されているので、業界未経験者でもカフェ経営を成功させやすい開業方法だと言えるでしょう。

郊外型喫茶店 『さかい珈琲』の資料をもらう

カフェの開業資金に関する失敗事例

カフェの開業資金に関する失敗事例

カフェの開業資金でよくある失敗事例をご紹介します。
ご紹介するのは、友人との会話で意気投合し、脱サラしてカフェを共同開業した方のお話です。

飲食業での経験がなかったため、カフェのスクールに通ってコーヒーの淹れ方からケーキの作り方、接客、コンセプトやメニューの決め方などを学びました。スクールに通っていたおかげで、付き合いのある業者さんに金融機関を紹介してもらい、融資もスムーズに受けられたようです。

当初、カフェの開業資金として準備したのは、運営資金を含めて約1,350万円。貯金や株を売ったお金、退職金、政府系の金融機関からの借り入れ、そして友人から借りるという方法で資金を調達しました。

ですが、内外装の施工費用が予算をオーバーしてしまい、クレジットカードのキャッシングで100万円ほど追加することに。施工業者とコストの話を密にできていなかったことが、資金計画が崩れてしまった原因になってしまったようです。

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カフェの開業資金を安く抑えるポイント

カフェの開業資金を安く抑えるポイント

カフェの開業資金は、融資制度などが利用できても希望通りの金額が借りられるとは限りません。また、返済のことを考えると開業資金はできるだけ抑えたいものです。
最後に、カフェの開業資金を安く抑えるポイントをご紹介します。

居抜き物件の活用

カフェの開業資金を抑えるポイントとしてまず挙げられるのは、居抜き物件の活用です。

居抜き物件であれば、水道やガス、電気などの工事を一から行う必要がないので、その分費用を安く抑えることができます。特に、退去前のお店が飲食店でエスプレッソマシーンなどカフェ特有の設備があれば、さらに費用を抑えることができます。

ただし、長い間使用されていない場合や、同業者が潰れているという事実があるという点で注意が必要です。

フリーレント物件の活用や賃料交渉

フリーレント物件の活用や賃料交渉も、カフェの開業資金を安く抑えるポイントです。

フリーレント物件とは、入居してから一定期間の家賃が無料になる物件のこと。数日から数週間、1ヵ月、2ヵ月と無料になる期間は物件によってさまざまですが、カフェの開業直後に賃料の支払いが発生しないので、資金面の負担を軽減できます。
フリーレント期間が終わってからも決められた期間は契約解除できないなどの制限もあるので、契約内容をしっかり確認した上で決めるようにしましょう。

また、フリーレント物件が見つからない場合でも、貸主への賃料交渉によって開業資金を抑えることは可能です。闇雲に値下げをお願いするのではなく、開業するカフェの魅力や事業計画を伝えるなどして、理解を求める努力が必要でしょう。

中古品やリース品の活用

カフェの開業資金を安く抑えるには、中古品やリース品の活用も効果的です。

特に厨房機器は新品で揃えようとすると数百万~数千万と高額になってしまうケースもあるので、まずは中古品で質の良いものがないか探してみることを検討してみてください。新品の半額程度で購入できることもあるので、中古品の販売店やインターネットの情報をチェックしてみましょう。

また、購入が難しい場合はリース品がおすすめです。毎月のコストはかかってしまいますが、月々数万円で新品の厨房機器を導入することができます。

内装や家具をDIYする

内装や家具を自身でDIYすることも、カフェの開業資金を安く抑えるポイントの一つです。

業者に依頼をすると1坪あたり数十万かかり、内装や家具にこだわればこだわるほど、費用はかさんでしまいます。DIYが得意な方であれば、電気や水道工事など専門業者が必要なこと以外はできるだけ自身で作業することで、工事費を大幅に削減することができるでしょう。

ただし、自身でDIYすることで店舗が完成するまでに時間がかかってしまい、結果的にカフェの開業が遅れるという可能性も考えられるので、スケジュールに余裕を持たせることも大事です。

SNSを活用した集客

SNSを活用した集客も、カフェの開業資金を安く抑える効果が期待できます。

TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSは無料で利用できるので、費用をかけずに集客施策に取り組むことが可能です。開設すればすぐに認知してもらえるということはないので、カフェを開業する数ヵ月前にはSNSを開設し、運営を始めているほうが得策だと言えます。

フランチャイズでの開業

フランチャイズに加盟するというのも、カフェの開業資金を安く抑える一つの方法です。

低資金で開業できるカフェのフランチャイズ本部も多くあり、直営店からの運営方法のノウハウやさまざまな情報の提供、運営に関するサポートなどを受けられる場合もあるので、安心してカフェを開業・経営することが可能です。

また、フランチャイズの場合、知名度があり、ロゴやメニューなども利用できるので、お客様へのアピールがしやすいというメリットがあります。

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カフェの開業資金は少しの工夫でも抑えられる

カフェの開業資金は物件取得や内装工事費、厨房設備費などの種類があり、下記のように開業スタイルによっても必要な開業資金が異なることがお分かりいただけたと思います。

  • 店舗型カフェ…約1,150万円
  • 自宅型カフェ…約760万円
  • 移動型カフェ…約470万円
  • 間借り型カフェ…0~50万円

また、

  • 居抜き物件の活用
  • フリーレント物件の活用や家賃交渉
  • 中古品やリース品の活用
  • 内装や家具をDIYする
  • SNSを活用した集客
  • フランチャイズでの開業

など、カフェの開業資金は少しの工夫でも抑えることが可能です。
特に、カフェの開業や独立が初めてという方の場合は、低資金で始めやすく、開業前後のサポートも受けられるフランチャイズがおすすめ。興味のある方は、ぜひこの機会に検討してみてください。

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カフェの開業に関する記事

公開日:2020年02月25日

よくある質問

Q カフェの開業資金はどのくらい? 回答を見る
Q カフェは資金ゼロ・100万円の低資金でも開業できる? 回答を見る
Q カフェの開業資金の調達で利用できる融資や助成金はある? 回答を見る
Q カフェを開業したいという考えは甘い? 回答を見る
Q カフェの開業資金を安く抑える方法は? 回答を見る