リンパマッサージサロンの開業準備に!資金・資格・成功のヒントなど

最終更新日:2023年05月26日

美容や健康への意識が高まっているなか、身体の内側からケアできるリンパマッサージサロンが注目されています。需要の増加によりリンパマッサージサロンを開業したいと考える方も多いですが、開業を成功させるためには資格や資金など事前に確認しておくべきことがたくさんあります。

そこで今回は、リンパマッサージサロンの開業に必要な準備をまとめてご紹介します。
資金や資格から開業ステップ、メリット、注意点まで解説。リンパマッサージサロン開業の成功のヒントが得られる内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

リンパマッサージサロンの開業に資格は必要?

リンパマッサージサロンは儲かる?開業後の収入目安

リンパマッサージサロンの開業に必要な資金

リンパマッサージサロンの開業ステップ

リンパマッサージサロンを開業するメリット

リンパマッサージサロンを開業する際の注意点

リンパマッサージサロン開業の成功・失敗ポイント

リンパマッサージサロン関連の開業におすすめなフランチャイズ

リンパマッサージサロン開業の成功のカギは市場の理解から

リンパマッサージサロンの開業に資格は必要?

結論から言うと、リンパマッサージサロンを開業するためには必ずしも資格は必要ではありません。

リンパマッサージは主に医療と美容の2種類の目的があり、医療目的のリンパマッサージにおいては医師や正看護師、理学・作業療法士などの国家資格が必要になるケースがあります。

また、美容目的に関しても顧客からの信頼性や技術力を高めるために資格取得を検討される方が多いです。

代表的な医療用リンパマッサージの資格

医療用リンパマッサージの代表的な資格は、「リンパドレナージセラピスト」です。

リンパケアに関する専門的な知識と技術を身につけてリンパ浮腫の患者さんの治療や体調管理・健康増進のポートなどを行うための資格で、特定非営利活動法人 日本医療リンパドレナージ協会と一般社団法人 ICAAが認定する2種類の資格あります。これらの資格を取得するには、医師や正看護師などの国家資格を持っていることが条件となっており、講習会・研修の修了や修了・認定試験への合格などが必要です。

ほかにも、医療用リンパマッサージにはMLD認定ベーシックセラピストやリンパ浮腫セラピスト、リンパ浮腫療法士といった資格があります。

資格名 認定団体 概要
医療リンパドレナージセラピスト 特定非営利活動法人 日本医療リンパドレナージ協会 ・リンパケアの専門的な知識や技術を証明できる資格
・医師、正看護師、理学療法士、あん摩マッサージ指圧師のいずれかの国家資格保有者のみ取得可能
ICAAリンパドレナージセラピスト 一般社団法人 ICAA ・リンパケアの専門的な知識や技術を証明できる資格
・医師、看護師、理学療法士、作業療法士のいずれかの国家資格保有者のみ取得可能
MLD認定セラピスト ドクターボダーアカデミー ・Dr.ボッダー式リンパケアの知識や技術を証明できる資格
・医療従事者以外は一定の解剖生理病理学とボディワークの履修がMLDコース受講が必要
リンパ浮腫セラピスト 特定非営利活動法人 日本リンパドレナージスト協会 ・リンパ浮腫の複合的治療における専門知識や技術を証明できる資格
・医師、正看護師、理学療法士、作業療法士、あん摩マッサージ指圧師の国家資格保有者のみ取得可能
リンパ浮腫療法士 一般社団法人 日本リンパ浮腫治療学会 ・リンパ浮腫の複合的治療などに必要な専門知識や技術を証明できる資格
・医師、看護師、理学療法士、作業療法士、あん摩マッサージ指圧師の国家資格保有者のみ取得可能

代表的な美容用リンパマッサージの資格

美容用リンパマッサージの代表的な資格としては、「リンパスペシャリスト」が挙げられます。

一般社団法人 日本リンパ協会が認定する民間の資格で、リンパマッサージの基本的な知識と施術技術を習得し、顧客の美容や健康を専門的にサポートすることが可能です。医療用とは異なり、国家資格を持っていなくても講座の受講と試験への合格で取得できます。

そのほか、オリエンタルリンパドレナージュセラピストやリンパケアセラピストなどさまざまな資格があるので、それぞれの特徴を理解した上で自身のリンパマッサージサロンの開業に最適な資格の取得を検討してみてください。

資格名 認定団体 概要
リンパスペシャリスト 一般社団法人 日本リンパ協会 ・リンパケアの知識や技術を証明し、リンパスペシャリストと名乗れる資格
・講座の修了と試験合格で取得可能
オリエンタルリンパドレナージュセラピスト インターナショナル美容鍼灸協会 ・中医学を取り入れたリンパドレナージュの知識や技術を証明できる資格
・通信講座の修了で取得可能
リンパケアセラピスト 一般財団法人 日本能力開発推進協会 ・リンパケアに関する知識や技術を証明できる資格
・通信講座の終了後、在宅試験合格で取得可能
リンパリファインセラピスト 一般社団法人 国際セラピスト支援振興協会/グローバルボディケア総合学院 ・東洋医学の技術と理論を取り入れたリンパトリートメントの知識や技術を証明できる資格
・通信講座の修了で取得可能

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リンパマッサージサロンは儲かる?開業後の収入目安

リンパマッサージサロンは儲かる?開業後の収入目安

リンパマッサージサロンを開業した場合、儲かるのかどうか気になっている方も多いと思います。

リンパマッサージサロンの利益は、施術料金や客数、経費などにより大きく変動しますが、自身の体一つで行える仕事なので、専用の機器などが必要なほかの美容系サロンより利益を残しやすいです。一般的なエステサロンの利益率は15%程度と言われているので、リンパマッサージサロンの場合はそれより高い利益率になるでしょう。

サロンで正社員やパート・アルバイトとして働くより安定性は低いですが、人気店に成長させることができれば年収1,000万円以上も不可能ではない、夢のあるビジネスだと言えます。

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リンパマッサージサロンの開業に必要な資金

リンパマッサージサロンを開業するために必要な資金について、開業資金(初期費用)と運営資金に分けてご紹介します。
どのような資金が必要になるのかや調達方法もお伝えしますので、参考にしてみてください。

開業資金(初期費用)

リンパマッサージサロンの開業に必要な資金は主に、物件取得費や内外装工事費、設備・備品購入費、宣伝広告費です。サロンの立地や規模、内外装工事や設備・備品にどの程度かけるかによって大きく変動しますが、500万円前後を目安として考えておくと良いでしょう。

ただし、自宅やレンタルサロン、居抜き物件を活用した開業の場合は物件取得費や内外装工事費を大幅に抑えられる可能性があります。特に自宅やレンタルサロンの開業は初期費用を抑えやすく、数十万円で始められるケースもあるようです。

運営資金

リンパマッサージサロンを開業する際には、開業後に発生するコストについても考慮して資金を準備する必要があります。

主な運営資金には、賃貸料や消耗品費、水道光熱費、広告宣伝費などがあり、スタッフを採用する場合には人件費も必要です。開業資金と同様にリンパマッサージサロンの規模や雇用などの条件によって大きく変動しますが、月間売上が200万円のサロンの運営資金は40万円前後が目安となるでしょう。

リンパマッサージサロンの運営資金のなかで最も割合が大きいのが人件費になるので、1人で小規模なサロンを開業する場合にはコストを抑えることができます。

資金の調達方法(融資や助成金など)

リンパマッサージサロンの開業に必要な資金の調達方法として挙げられるのは、金融機関からの融資や助成金・補助金の活用などです。

大手・地方銀行からの融資が一般的な方法として知られていますが、新規開業の場合は実績や経験がない(少ない)という理由で審査が通りにくい傾向にあります。ですが、政府系金融機関の日本政策金融公庫であれば新たに事業を始める人を対象にした融資制度があり、審査のハードルが低めなのでおすすめです。無担保・無保証人で融資を受けられるケースもあるので、ぜひ検討してみてください。

そのほか、政府や自治体が提供する助成金・補助金も比較的ハードルが低めです。それぞれのメリットやデメリットをどちらも理解してから、自身の状況に最適な調達方法を選びましょう。

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リンパマッサージサロンの開業ステップ

リンパマッサージサロンの開業ステップ

リンパマッサージサロンを開業するためのステップをご紹介します。
市場調査や具体的なビジネスプランの作成から始まり、開業形態や場所の選定、資金調達、内装工事や設備などの購入、スタッフの採用と教育、集客といった流れで進めることがおすすめです。

1.市場調査とビジネスプラン(事業計画書)の作成

リンパマッサージサロンの開業準備は、まず市場調査とビジネスプラン(事業計画書)の作成から始めましょう。

市場調査は、リンパマッサージ市場の規模や置かれている状況の確認、そして自身のリンパマッサージサロンがどのような立ち位置になるのかなどを理解するために行います。競合と比較した際の自身のサロンの強みも把握できるので、差別化も図りやすくなるでしょう。

そして、市場調査の結果や分析を基に具体的な事業計画を作成します。事業計画書は事業内容や競合優位性、経営プラン、資金計画など開業するリンパマッサージサロンの軸を決める大事な書類です。融資を受ける際には金融機関などへの提出が必要なので、検討している場合は資金調達前に作成しておきましょう。

2. 開業形態や場所を決める

次に、リンパマッサージサロンの開業形態と場所を決めましょう。

主な開業形態としては個人事業主と法人、そしてフランチャイズが挙げられます。また、テナントや物件を借りて開業するのか、それとも自宅の一室を利用して開業するのか、レンタルサロンで開業するのかなど開業方法もさまざま。

こだわりの詰まったリンパマッサージサロンを開業したい場合は自由度の高い個人事業主として、リスクを抑えたいならフランチャイズに加盟して、低資金で開業したいなら自宅やレンタルサロンでなどそれぞれのメリットやデメリットを理解した上で最適な方法を選びましょう。
また、人通りや需要、競合など集客がしやすい場所選びも重要です。

3.資金を調達する

リンパマッサージサロンの開業形態や場所が決まったら、開業に必要な資金を調達します。

自己資金が充分にあれば不要ですが、不足しているのであれば先ほどご紹介したような金融機関からの融資や助成金・補助金などを活用した資金調達が必要です。融資や助成金・補助金の審査を無事に通過するには、説得力のある事業計画書を作成しておくことがポイント。

どのような方法で資金調達をすれば良いのか分からない、審査に落ちるのが不安という方は、専門家の力を借りることも検討してみてください。

4.内装工事や設備・備品の購入

リンパマッサージサロンを開業するには、店舗の内装や設備・備品を整備して顧客が快適に施術を受けられる空間をつくることも大事です。

内装はリンパマッサージサロンのコンセプトに合わせたデザインにし、施術用ベッドやイス、ソファー、タオルや施術用の消耗品など、必要な設備・備品も揃えます。内装工事や設備・備品の購入に関しては、オーナーのこだわりが強いほど費用がかさんでしまうので、居抜き物件や中古・レンタル品などの活用も検討し、初期費用をかけすぎないように注意しましょう。

5. スタッフの採用と教育

開業するリンパマッサージサロンの規模やオーナーの役割によっては、スタッフの採用と教育が必要です。

スタッフの採用には、専門的な技術力や接客スキル、人柄などを見極める力が求められます。美容目的のリンパマッサージサロンの場合は必須の資格はありませんが、サロンの信頼性を上げるという観点で資格を持つ人材を採用することもおすすめ。

また、採用後も施術や接客スキルの維持・向上のために定期的な研修を実施したり、専門の講座・研修を受けさせたりなど継続的な教育が大事です。

6.集客

リンパマッサージサロンの開業準備が整ってきたら、集客にも注力していきましょう。

リンパマッサージサロンの集客方法としては、ホームページやWeb広告、SNSの活用、チラシなどがあります。 特に、SEO対策を実施したWebサイトの運営やSNSを活用すると、幅広い層の集客が期待できます。

保険加入や開業届、銀行口座の開設も検討しましょう

リンパマッサージサロンの開業準備では、保険加入や開業届、銀行口座の開設も検討しておきましょう。

顧客に対して直接リンパマッサージというサービスを提供する業種のため、損害保険に加入しておくと安心です。損害保険は個人向けの協会系責任賠償保険がおすすめ。手技セラピスト協会の施術補償・賠償保険やエステティシャン賠償責任保険など種類があるので、安心してリンパマッサージサロンを経営するためにも加入を考えてみてください。

また、手続きをしないからといって罰則はありませんが、確定申告や節税などの観点から開業届も出しておいたほうが良いでしょう。医療行為となる施術を行うサロンの場合は、別途「施術所開設届」の提出が必要になるので注意が必要です。

そのほか、銀行口座の開設も開業前に検討しておきたいところ。開業するリンパマッサージサロン専用の講座を持つことでお金の流れが分かりやすくなり、確定申告などの手続きでも役に立ちます。

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リンパマッサージサロンを開業するメリット

リンパマッサージサロンを開業するメリット

では、リンパマッサージサロンを開業するとどのようなメリットがあるのでしょうか。市場性や資金、リスク面などから開業する上で得られるメリットを考えていきます。

需要が増加している

近年、美容や健康に対する意識がますます高まっています。ストレス社会のなかで「自分の身体と向き合う時間を大切にしたい」と考える人も多く、美容と健康の維持にはリンパマッサージが有効といった認識が広がっていることが大きな理由です。

リンパマッサージはリンパの流れを活性化させることでむくみ・冷え性・便秘の改善やデトックス効果が期待できると言われており、多くの人から支持されています。最近では女性だけでなく男性の美容意識も高まってきていることからも、リンパマッサージサロンの需要は今後も確実に増加していくと言えるでしょう。

低資金・低リスクで開業できる

リンパマッサージサロン開業には、飲食店などのような大きな開業資金は必要ありません。施術用のベッドやイス、消耗品などを揃える程度で、比較的安価に始められます。

自宅の一室などを利用して始めることもでき、1人で開業すれば人件費を抑えることが可能です。テナントや物件を借りる場合でも居抜き物件を活用する、設備などが揃ったレンタルサロンを利用するなど選び方次第では初期費用を大幅に抑えられます。

開業時にかける費用を抑えられることで、開業後の資金繰りや廃業のリスク軽減にもつながるのです。

顧客との距離が近い

顧客との距離が近いことも、リンパマッサージサロンを開業するメリットの一つ。

リンパマッサージサロンでは顧客と1対1で接する機会が多く物理的に距離が近いので、美容や健康に関する悩みやニーズを直接理解しやすい環境です。このような密接な関係性は顧客満足度の向上やリピーター獲得、ひいては売り上げの増加につながります。

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リンパマッサージサロンを開業する際の注意点

魅力的なメリットがある一方で、リンパマッサージサロンを開業する際に注意すべき点もあります。競合や資格、法律の3つのポイントに絞って解説します。

競合が多く、廃業率も高め

リンパマッサージサロンの開業には、競合が多く廃業率が高めというデメリットがあります。

高需要かつ低資金・低リスクで始められる開業ハードルが低めのビジネスであることが大きな要因です。また、一般企業の平均廃業率が30%に対して、美容系サロンの開業後1年以内の廃業率は60%と言われているほど廃業率が高めです。そのため、リンパマッサージサロンを開業する際には独自の強みを明確にして差別化を図ることや、顧客満足度向上のためのマーケティング戦略をしっかりと立てることが求められます。

また、リンパマッサージサロンを開業できたとしても経営難に陥るサロンも珍しくなく、10年以上経営できているサロンは5%、20年以上は0.3%とも言われています。なかには早期に廃業を余儀なくされるケースもあるので、市場調査・分析や事業計画の作成、適切な資金計画を立てることが重要です。

適切な資格取得が必要

リンパマッサージサロンを開業するには、適切な資格取得が必要です。

先述したように、医療目的の施術を行う場合は医師や看護師などの国家資格を持っていなければ開業できません。無資格でのマッサージ行為は違法なので、これに反すると罰金刑などが科されてしまいます。

また。美容目的のリンパマッサージサロンであっても資格を持っていることで専門的な知識や技術力を示すことができ、顧客からの信頼度を高めることが可能です。
資格取得には時間と費用が必要になりますが、開業におけるリスク軽減や安定経営を考えると事前の入念な確認と慎重な検討が大事だと言えるでしょう。

引っかかりやすい法律も

リンパマッサージサロンは顧客の身体に直接施術するビジネスのため、施術や接客のスキルを身につけるだけでなく、法律についてもしっかり理解しておく必要があります。

日本には医師法というものがあり、「医師でなければ医業をしてはならない」と定められています。また、あん摩マッサージや針、灸、柔道整復といった医業類似行為に関してはそれぞれ国家資格の取得が必須です。リラクゼーションやアロマセラピー、整体など資格がなくてもできる医療類似行為もあるので、資格の有無についてはしっかり確認しておきましょう。

また、サロンの衛生管理や広告表示などについても、法律に基づく規制があります。遵守しないと罰則を受けるだけでなく、顧客からの信頼を失ってしまうことにつながるので、関連する法律知識はしっかりと身につけておくことが大事です。

参照:医師法 | e-Gov

参照:医業類似行為に対する取扱いについて | 厚生労働省

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リンパマッサージサロン開業の成功・失敗ポイント

リンパマッサージサロン開業の成功・失敗ポイント

リンパマッサージ開業におけるメリットや注意点などを踏まえて、開業の成功・失敗は何によって決まるのかを解説していきます。
成功させるための重要なポイントなので、しっかり確認しましょう。

競合との差別化を図る

リンパマッサージサロンの開業において、競合他社との差別化は成功させるために非常に重要なポイントです。

競合が多い市場で成功するためには、自店の特徴や独自の強みを明確にし、それを顧客に理解してもらうことが求められます。サロンの特色を出す方法はさまざまで、たとえば独自の施術メニューや技術、高品質なオイルを使用するなどが考えられます。

さらに、待合室・施術室の雰囲気やサービスなど、細部までこだわることも差別化には大事です。

法律知識を身につける

リンパマッサージサロンの開業を成功させるには、法律知識の習得は必須だと言えます。

先ほどご紹介した医師法のほかにも、リンパマッサージサロンで海外から輸入した商品を販売する場合に薬事法に触れてしまうことがあるなど、注意すべき法律や決まりがたくさんあります。法律に違反すると罰金を科せられたり、最悪の場合は営業停止になる可能性も。知らなかったでは済まされないので、十分に気をつけましょう。

また、適切なサービス提供を行い顧客の信頼を獲得するためにも、法律知識があることは大きな強みとなります。

開業前から積極的に集客施策に取り組む

リンパマッサージサロンの開業において、集客は成功のための大きな鍵となります。

ホームページやSNSでの情報発信、早期割引クーポンの配布など、開業前から顧客の興味関心を引くような集客施策に積極的に取り組むことが重要です。開業前から行うことで開業時に一定の顧客層を確保できるので、スムーズなスタートを切ることができます。

開業前に経験を積む

リンパマッサージサロンの開業は、事前に経験を積むことで成功率を上げることができます。開業前にほかのリンパマッサージサロンで働いたり、講座や研修を受けたりなど手段はさまざまです。

また、施術技術だけでなく経営に関する知識やスキルも必要になるので、ビジネススクールに通うなどして経験を積むことも手段の一つ。資格取得のためのスクールでは、施術技術だけでなくサロン運営に関する知識も学ぶことができるので利用してみるのも有効だと言えます。

経験者の話を参考にする

実際にリンパマッサージサロンを開業した経験者の話を聞くことも、成功のために欠かせないポイントです。成功の秘訣や失敗した理由、解決策など貴重な情報を得ることができるので、経験者から学ぶ機会を増やすことをおすすめします。
今回は、美容系サロンの開業経験者のリアルなインタビュー動画をご紹介しますので、ぜひご活用ください。

[店舗の運営はすべておまかせ⁈] 資金0!スキル0の脱サラオーナーに迫る!!

リラクゼーションサロン3店舗を経営するフランチャイズオーナーが語る「資金&スキル無し」の独立

【サロンのリアル】~美容鍼灸サロン~

独立開業経験者のリアルなインタビュー動画をもっと観たい方はこちら

リンパマッサージサロン関連の開業におすすめなフランチャイズ

リンパマッサージサロンをフランチャイズに加盟して開業することは、個人で一からビジネスを立ち上げるよりもリスクを抑えることが可能です。そこで最後に、リンパマッサージサロンと同じ美容系サロンの開業におすすめなフランチャイズをいくつかご紹介します。

MUU

『MUU』は、全国に30店舗展開するリラクゼーションサロンのフランチャイズ本部です。アロマオイルを使ったリンパケアやリンパの流れを良くする足つぼなどのメニューを取り扱っており、リピート率80%を誇る高品質なサービスで人気を得ています。

和を基調とした完全個室のサロン、収益を最大化する価格設定などで他社との差別化に成功。本部サポートも充実しており、初めての開業でも安心です。

MUUの資料をもらう

Dr.Head

『Dr.Head』は、ドライヘッドスパ店を手掛けるフランチャイズ本部です。

首・肩の凝りや頭痛、不眠など顧客の悩みを一般的なサロンや整体ではカバーできないアプローチで解決することができ、平均顧客単価は同業界の2倍で高リピート率であることが特徴。国家資格なしで開業でき、施術スキルも研修で習得可能です。

採用や管理など煩雑な業務は本部がしっかりサポートしてくれるので、経営が初めてでも安心してチャレンジできます。

リンパマッサージサロン開業の成功のカギは市場の理解から

リンパマッサージサロンの開業は、市場の理解や適切な資格の取得、法律の理解、差別化、集客、経験、そして成功者から学ぶことが成功のカギとなります。

開業ハードルが低い一方で廃業率が高いビジネスなので、事前準備をしっかり整えた上で開業するようにしましょう。

また、リンパマッサージサロンはフランチャイズで開業することでリスクを軽減することができます。以上のポイントを押さえて、リンパマッサージサロンの開業に挑戦してみてください。

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リンパマッサージサロンの開業に関する記事

公開日:2023年05月26日

よくある質問

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