ラーメン屋を開業するときのポイントと注意点とは?

公開日:2018年04月19日

最終更新日:2019年08月06日

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独立起業を考えている人のなかには、ラーメン屋を選択する人が増えています。ラーメン屋は、比較的簡単に事業を始めやすく、開業資金もお手軽な点が人気の理由です。

また、ラーメンにこだわりをもち、自分の作ったおいしいラーメンをみんなに食べてもらいたいという人が増えているのも、ラーメン業界の人気の高さにつながっています。

そんなラーメン屋を開業するにあたり、どんなことに気をつければいいのか、解説します。

ラーメン屋開業|目次

1 ラーメン屋開業、成功のためのポイントとは?
  1-1 ラーメン屋開業のメリット
  1-2 ラーメン屋開業のデメリット

2 ラーメン屋開業に必要な手続きや資格
  2-1 ラーメン屋の開業資金として必要な金額と使い道
  2-2 ラーメン屋開業に必要な資格
  2-3 未経験だけど大丈夫?
  2-4 ラーメン屋を開業するテナント、出店地選びのポイント
  2-5 ラーメン屋開業に必要な手続き

3 ラーメン屋の二大開業方法とは?
  3-1 店舗をもってラーメン屋を開業
  3-2 フランチャイズでラーメン屋を開業

4 まとめ

1 ラーメン屋開業、成功のためのポイントとは?

前述したとおり、自分の理想のラーメンを提供するためにラーメン屋を開業したいという人が増えています。

その理由としては、開業資金が比較的安価である上、自分のこだわりを具現化しやすいというところが挙げられます。

ただし、ラーメン業界はかなりの激戦区となっており、普通に開業しただけでは生き残れないことも。開業までは簡単かもしれませんが、継続するのは難しい。そんなシビアな一面もあります。

どんな業種でも、メリットとデメリットが存在します。まずはラーメン屋を開業することのメリットとデメリットを理解しておきましょう。

1-1 ラーメン屋開業のメリット

ラーメン屋開業の際の最大のメリットは、開業のしやすさです。設備が揃っている居抜き物件を運良く探すことができれば、他の飲食業よりも低資金での開業が可能です。居抜き物件でも内装をなどを工夫すれば、オリジナリティを演出することは十分可能です。

そしてもうひとつの大きなメリットは、自分のこだわりを反映しやすいところ。店内のイメージはもちろん、メニューにもこだわりを反映することで、他店との差別化がしやすくなります。もちろん、「おいしい」ということが前提となりますが。

「比較的低予算で開業できる」「自分のこだわりを反映しやすい」。この2つがラーメン屋開業の大きなメリットです。

1-2 ラーメン屋開業のデメリット

一方、ラーメン屋開業の大きなデメリットは、ライバルが多いこと。ラーメン激戦区などで開業したいと思ったら、かなり厳しい戦いになる可能性があります。

ただおいしいというだけでは、ライバル店に勝てないのがラーメン業界。まずは一度来店してもらう。そしてリピーターになってもらう。そのためには、ライバル店にはない新しい試みをしたり、鮮度の高いサービスやメニューを提供するといったことが、常に求められます。

「こだわりのラーメンで勝負」という考え方だけでは、なかなか生き残れない。そんなシビアな面が最大のデメリットです。

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2 ラーメン屋開業に必要な手続きや資格

ラーメン屋の開業には、しかるべき資格を取得したり、規定の手続きを行う必要があります。どちらもそれほど難しいものではありませんが、きちんと準備しておかないと開業できないことになってしまいます。開業前にきちんと確認しておきましょう。

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2-1 ラーメン屋の開業資金として必要な金額と使い道

ラーメン屋は、飲食業界のなかでも比較的安価な開業資金で始められます。必要なものは、物件取得費や設備費、内装工事費などです。

ラーメン屋開業のための資金の例を見てみましょう。

●都心で駅から徒歩10分、20坪の店舗(家賃35万円)の場合

物件取得費 300万円(保証金、初回家賃、手数料含む)
内装工事費 600万円
厨房機器 100万円
家具・備品 100万円
合計 1100万円

ラーメン屋開業に必要な資金は約1100万円ほど。しかし、これらはもっと安くすることができます。たとえば、厨房機器を中古で揃えれば半分ほどの資金で調達できます。

もっと大幅に開業資金を抑えたいという場合は、設備がそろった居抜き物件を探しましょう。居抜き物件にすることで、内装工事費、厨房機器、家具・備品などの資金を節約することが可能です。

通常ならば1000万円ほどかかる場合でも、その半分、または1/3ほどで開業できるケースもあるので、開業資金を抑えたい場合は条件のよい居抜き物件を探すことをオススメします。

なお、上記のほかにラーメンの麵やスープの材料などの仕入れ、当座の運転資金なども必要です。居抜き物件を借りるとしても、ざっと見積もって1000万円ほどあれば開業にこぎ着けることができるでしょう。

また、自宅の一部を改装して店舗にしたり、屋台営業することでさらに開業資金を低くすることも可能。工夫次第でかなり安価で開業できます。

2-2 ラーメン屋開業に必要な資格

ラーメン屋は、調理した食品をお客様に提供する飲食店です。飲食店を始める場合に必要な資格として、「調理師免許」を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし実際には、調理師免許は必須というわけではありません。

それよりも必須なのが、「食品衛生責任者」の資格です、これを取得していないと飲食店の開業は行えません。

食品衛生責任者の資格取得には、特別な知識は必要ありません。資格取得は、各都道府県の食品衛生協会が開催する講習を受講する必要があります。受講料は約1万円。全国共通の資格のため、どの都道府県で取得しても全国で開業できます。

ラーメン屋を開業するにあたり、この食品衛生責任者の資格さえあればOK。そのほかの特殊な資格は必要ありません。

2-3 未経験だけど大丈夫?

ラーメン屋を開業するとなると、ラーメンを作る技術が必要になります。特に、ラーメンの味を左右するスープは、かなり研究が必要となるでしょう。

「ラーメン店で働いたことはないけれど、ラーメン屋をやりたい」。そんな志をもった人も多く見受けられます。単刀直入に言えば、未経験でのラーメン店開業はオススメしません。

資金面、物件、仕入れルートなどの条件を揃えれば、ラーメン屋を開業することは可能です。しかしそれは、「物理的な」開業ができるというだけ。いざ営業を開始しても、お客様への対応、調理、会計、翌日の仕込みなどなど、やるべきことがたくさんあります。

これらをスムーズに行えなければ、営業は立ちゆかなくなります。まったくの素人では、とうていできることではありません。やはり、何かしらの経験は積んでおきたいところです。

2-4 ラーメン屋を開業するテナント、出店地選びのポイント

街中を歩いていると目にするラーメン屋。どこにでもある印象ですが、立地に関しては計算されている面があります。たとえば、大きな幹線道路沿いにはラーメン屋がひしめている区間があります。これは、車でその道路を走っているときに入りやすい立地だからなのです。

上記のように、車で来店するお客様をメインに考えているのであれば、交通量の多いロードサイドということはもちろん、広い駐車場スペースを確保したり、遠くからでもわかりやすいように案内掲示板や目立つ看板を配置するなどの工夫が必要です。また、入口が分かると立ち寄りやすくなるため、建物の向きや入口のデザインも重要です。

逆に、徒歩で来るお客様をメインにする場合ならばビジネス街などが狙い目。ランチの時間帯はもちろん、仕事帰りにふらりと立ち寄るということが考えられます。近くに居酒屋などがある場所ならば、締めの一杯として食べるお客様も見込めるので、夜中の集客にもつながるでしょう。

いずれにしても、近くにラーメン店がある場合はライバルとなるため、注意が必要です。

2-5 ラーメン屋開業に必要な手続き

ラーメン屋は飲食店という業種になります。飲食店を経営するためには、必要な資格を取得するだけでなく、保健所や税務署に許可を得るために申請を行う必要があります。

前述の通り、必要な資格は「食品衛生責任者」となります。一人で開業する場合は必然的に経営者が食品衛生責任者の資格を取得する必要が生じます。従業員にこの資格を持っている人がいる場合は、新しく取得する必要はありません。

そのほかにも、保健所に営業の許可を得るために「飲食店営業許可申請」を提出する必要があります。これは食品衛生法で定められており、提出しなければ営業はできません。

また、税務署には開業届を提出することも忘れないように。確定進行の際に税制を有利にするために必要となります。

3 ラーメン屋の二大開業方法とは?

ラーメン屋を開業する方法は、大きく2つあります。ひとつが、まったくのゼロから個人で始める方法、そしてもうひとつが、フランチャイズ契約を結び、加盟店(フランチャイジー)となって経営する方法です。

この2つの方法は、それぞれメリットがあります。どちらが自分に合っているか、考えてみましょう。

3-1 店舗をもってラーメン屋を開業

自分一人の力でラーメン屋を開業するメリットは、何と言っても自分の思い通りの店にできるという点です。メニューはもちろん、店内の内装や家具、食器に至るまで、自分のイメージに合わせてそろえていくことが可能となります。

また、素材や味にこだわりたいということでれば、納得のいくまで研究を重ね、新たなメニューとして提供できるなど、自由度の高さが最大の魅力です。

3-2 フランチャイズでラーメン屋を開業

一方、フランチャイズでラーメン屋を開業すると、ラーメンを作るノウハウや経営に関するノウハウをもっていなくても、ラーメン屋を開業することができます。これはかなり大きなメリットと言えます。

すでに本部が開発したメニューに沿って作業を進めていけば、一定の味のラーメンを提供することが可能。特別な技術や知識が不要ということは、未経験からでも開業できるということ。フランチャイズのもつ利点を最大限に活かせます。

また、物件取得や設備などの費用を本部が負担してくれる場合もあるので、自分で開業するよりも低資金で開業できるという点もメリットです。

なかには、店舗名を自由に設定できる「のれん分け」制度を採用しているラーメン屋FCもあります

ラーメン屋の本部一覧

4 まとめ

手軽に始められそうなラーメン屋。低資金で始められるとはいえ、それなりに開業資金が必要となります。まずは、どのくらい資金が必要か、そしてその内訳を知っておきましょう。

必要となる資格は「食品衛生責任者」です。この資格を取得しておくと、飲食店全般の営業が可能となるため、将来的に別業態の飲食店をオープンする際にも役立ちます。

店舗の立地条件は、メインの客層に合わせて選びましょう。車での来客を見込むならロードサイド、徒歩での来客を見込むならビジネス街などが狙い目です。これを見誤ると経営が立ちゆかなくなるので、注意が必要です。

オープンの方法は2つ。ラーメン屋経営のノウハウがあるのなら、自由度の高いゼロから個人経営、未経験の状態ならば調理から経営までのノウハウを提供してくれるフランチャイズでの開業が向いています。本部のサポートがあるため、開業してからも安心です。