ホワイトニングの副業を始めたい方必見!必要な資金や資格などを徹底解説
最終更新日:2024年09月20日
ホワイトニングの副業は、参入するための敷居の低さが魅力の一つです。美容意識の高まりから、歯を白くしたいという需要が高まっているため、副業として始めてから本業にすることもできます。
そこで今回は、ホワイトニングビジネスの副業を始めるメリット・デメリット、必要な資金や資格などを詳しく解説します。
目次
ホワイトニングの副業を始めるならフランチャイズ加盟がおすすめ
ホワイトニングビジネスとは?
ホワイトニングビジネスとは、お客様に歯のホワイトニングを提供するサービスで、健康や美容への意識が高まりから人気が高まっています。
まずは、具体的にどのようなビジネスなのか種類や特徴を知っておきましょう。
ホワイトニングの種類・ビジネスとしての特徴
ホワイトニングにはいくつかの種類があり、主に歯科医師免許が不要の必要ない「セルフホワイトニング」と、歯科医師免許が必要な「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」に分けられます。それぞれの違いを見てみましょう。
セルフホワイトニングは、医師免許が必要なく、設備費を抑えられるなどの理由から、副業としても始めやすいビジネスです。
オフィスホワイトニングやホームホワイトニングは、歯科医師国家試験に合格した有資格者が必須ですが、セルフホワイトニングは医療行為ではないため、開業のために資格を取得する必要がありません。
また、ホワイトニングを行う専用のマシンと消耗品、椅子があれば自宅の一室や店舗の空きスペースなどでも開業が可能で、お客様自身が行なうセルフ施術のため人件費も最低限で済みます。
どのような業種でも、新規開業には参入のハードルの高さがネックになりますが、ホワイトニングビジネスは参入しやすい業種の一つだと言えるでしょう。
ホワイトニングの需要
WHITENINGSIKA合同会社が2021年1月に発表した「歯のホワイトニングに関するアンケート」によると、歯のホワイトニングに興味があると回答した人は全体の90.1%と、美容意識への高まりがうかがえる結果に。また、ホワイトニング経験者に対して、ホワイトニングを行った年齢を聞いた調査では、20代が全体の49%を占め、30代、40代と年齢が高くなるほど少なくなっていることから、美容意識の高い若者ほどホワイトニングに興味関心を抱いていることが分かります。
これらの結果から、歯の健康や美容への意識は今後さらに高まり、ホワイトニングの需要は増加傾向にあると言えます。なかでも比較的安価で若者でも気軽に利用できるセルフホワイトニングは、需要拡大が期待できる注目のビジネスなのです。
出典:WHITENINGSIKA合同会社「歯のホワイトニングに関するアンケート」
ホワイトニングの副業を始めるメリット
ホワイトニングビジネスを副業でスタートさせるには、メリットがある一方でデメリットもあります。
それぞれを押さえた上でじっくりと検討しましょう。
省スペースで開業できる
ホワイトニングはコンパクトな機械を導入するだけで始められるケースも多く、自宅やマンションの一室など、省スペースで開業できます。
既存で店舗を運営している場合、空きスペースを利用して始めることも可能です。
新たに店舗を準備する必要がないので副業としても始めやすく、物件取得のための費用や開業後の賃貸料などを抑えることができます。
原価が安い
セルフホワイトニングは、施術1回あたりの原価が300~400円程度です。
売上は1回あたり3,000~5,000円くらいで設定されていることが多いので、9割以上の粗利益を得られます。
商売は安く仕入れて高く売ること基本とはいえ、これだけ効率の良い副業はなかなかありません。
機器の導入費用が安い
どんなに原価が安くて利益を上げやすいと言っても、初期費用が高ければ副業として始めることを尻込みしてしまう人もいるかもしれません。
しかし、セルフホワイトニングサロンの場合、フランチャイズで開業することも可能です。フランチャイズなら必要な什器・備品がレンタルやリースという契約も多く、導入費用を抑えられます。
ホワイトニングの副業を始めるデリット
一方、ホワイトニングの副業には始める上でのデメリットがあることも忘れてはいけません。
こちらでは主なデメリットを2つ紹介します。
トラブル発生のリスクがある
セルフホワイトニングでは低濃度の薬剤を使用しますが、そのリスクについては副業として始める前にしっかりと学んでおかなければなりません。
また、セルフホワイトニングのサロンでは医療行為はできないので、施術のリスクとともにサロンでできる施術について理解しておくことも必須です。
フランチャイズに加盟すると、トラブル事例やリスクの回避などについて事前に学ぶことができます。独学で知識を身につけるのは簡単ではないので、未経験でホワイトニングの副業を始めるならフランチャイズ加盟による開業を考えたほうが安心でしょう。
差別化が難しい
セルフホワイトニングサロンで行う施術は、どこのサロンでも同じようなサービスを提供するため差別化の難しいビジネスです。
新規で始める場合はホワイトニング施術の実績などで差別化することは難しく、価格で差別化を図ろうとすると価格競争になってしまい、利益を圧迫するだけなのでおすすめできません。
とはいえ、お店の雰囲気や接客サービスで差別化を図ることは可能なので、清潔な空間と心地良い笑顔での接客など基本的なことをはじめ、お客様がまた利用したいと思えるような工夫を心がけると良いでしょう。
ホワイトニングビジネスに資格は必要?
ホワイトニングビジネスを始める際に必要な資格はホワイトニングの種類によって異なるものの、開業届の提出は必須です。
開業届とは、開業したことを税務署に届け出る書類で、正式名称は「個人事業の開業・廃業届等届出書」です。副業でセルフホワイトニングのサロンを始めた場合でも、開業から1ヵ月以内にサロンの住所地を管轄する税務署に提出しなければなりません。
開業届を提出しなかった場合にペナルティはありませんが、青色申告をする場合は開業届の事前提出が必須になっているほか、事業用口座の開設や融資の申し込み時には開業届の控えを求められる場合があります。
また、副業から本業に切り替えた場合職業を証明するために開業届が必要な場合もあるので、開業届の提出は確実に行いましょう。
開業届はいつどのタイミングで出せばいい?届出の仕方と必要書類とは
ホワイトニングの副業で必要な資金
副業で行うホワイトニングビジネスの概要が分かったところで、実際に開業する場合の目安となる資金を把握しましょう。
あくまで目安として参考にしてみてください。
開業資金(初期費用)
およそ15坪の物件を借りてセルフのホワイトニングサロンを開業する場合の目安は約930万円です。
項目 | 金額 |
---|---|
物件取得費 | 200万円 |
内装工事費 | 450万円 |
什器・備品費 | 250万円 |
広告宣伝費 | 30万円 |
合計 | 930万円 |
物件取得費は、賃貸の場合、家賃と前家賃、仲介手数料、そして半年から1年分の家賃を保証金として支払うのが一般的です。
内装工事費はサロンやクリニックの場合、もともと歯科医院だったりサロンだったりした居抜き物件なら坪単価10~20万円、内装が何も残っていないスケルトン物件なら坪単価20~50万円が相場です。ただし、社会情勢や資材の不足などにより工事費が高騰するケースがある点には留意しておきましょう。
什器類は新品を導入した場合の金額で算出しましたが、中古品であればもっと安く導入できます。
広告宣伝費は、Webと紙面のどちらに掲載するかでも金額が変わってくるので一概には言えませんが、30万円程度の予算を見積もっておくと対応しやすいでしょう。小さく始めるなら、広告宣伝費をかけずにSNSで告知するのもおすすめです。
なお、フランチャイズに加盟して開業する場合には、初期費用を抑えて開業できる可能性もあるので積極的に考えたいところです。
運営資金
毎月の売上が260万円あると仮定した場合、目安となる運営資金は以下の通りです。
項目 | 金額 |
---|---|
賃料 | 30万円 |
人件費 | 25万円 |
水道光熱費 | 13万円 |
消耗品費 | 25万円 |
広告宣伝費 | 20万円 |
合計 | 113万円 |
運営資金のなかでも大きなウエイトを占めるのか賃料です。ビルの1階にある路面店などは家賃が高くなりがちですが、いわゆる空中階と呼ばれる2階以上の店舗なら家賃を抑えられます。
また、副業で小さく始めるとしても人件費は必要です。ここでは1人で算出していますが、店舗の規模によっては増やす必要もあるでしょう。
消耗品は1ヵ月の売上に対して2~4%が目安で、機器代金の分割払いも消耗品費に組み込んでいます。
開業間もない段階では集客に苦労することが想定されるため、継続的な広告宣伝が必要です。一般的には売上に対して8%の広告宣伝費が目安ですが、運営方針に合わせて広告宣伝費を調整しましょう。
ホワイトニングの副業に最適な集客方法
ホワイトニングの副業で肝心な集客は、広告と口コミの両方を上手く取り入れながら行いましょう。
Web媒体を使った集客
集客方法としてメジャーな存在となったWeb媒体は、ホワイトニングの副業でも有効な集客方法です。
まずは、自店舗のホームページを作成し、TwitterやFacebookなどのSNSとも連携させて認知度を高めるのが先決。そのうえで、Hot Pepperなどに広告を出し、エキテンをはじめとする口コミサイトを活用して評判を高めるようにするのが王道です。
また、Googleマップを使って集客を行う方法もあります。具体的には、Googleマップ上に店舗が表示されるように、Googleマイビジネスに登録して店舗情報を掲載します。そして来店いただいたお客様に登録した店舗のクチコミ評価をお願いするという流れです。
サロンを探すためにGoogleマップを活用する人は多いので、一定の効果を見込めるでしょう。
紙媒体を使った集客
インターネット全盛の時代とはいえ、すべての人がインターネットを使っているわけではありません。メインのターゲット層になりうる20代ならWeb広告一択と考えるのもうなずけますが、思わず手に取る機会も多いフリーペーパーへの広告掲載は見逃せません。
掲載する際の広告単価についても紙媒体のほうが安いので、広告費を節約しつつ集客効果を狙いたい場合は紙媒体の利用も検討しましょう。
紹介制度の導入
ホワイトニングビジネスに限らず、ビジネスは結果がすべて。歯が白くなったお客様は満足度が高まると同時に、歯が白くなったことを友人や知人に見てもらいたいと思うもの。
そこで活用できるのが紹介制度です。紹介した側とされた側どちらのお客様にも割引券を提供するなどの方法により、利用者が増える可能性が高まります。
リピーターになってもらい、囲い込みができれば店舗経営は安定するはずです。
ホワイトニング開業におすすめのフランチャイズ
ここでは、ホワイトニングビジネスのフランチャイズを紹介します。
フランチャイズへの加盟により開業や集客についてサポートを受けられるので、個人で一から開業する方法と比べてメリットが大きいと言えます。
WhiteningCafe
『Whitening Cafe』は、1席1坪という省スペースで開業できるホワイトニングサロンのフランチャイズ本部です。
1人でも開業することができ、月商100万円、で粗利90%以上という高収益を目指せます。
物件の選定や店舗レイアウト、集客や接客のノウハウの提供など、本部のサポートを受けながら開業・運営ができます。
また、自己資金の目安が100~300万円という敷居の低さも魅力的です。
M+shiroホワイトニング
「業界初の48時間コーティング」が自慢の『M+shiroホワイトニング 』。
省スペースかつ低コストで開業でき、ロイヤリティは定額制のため売上が上がれば上がるほど利益を残すことができます。
48時間にわたって虫歯を予防できるジェルや、歯周病を予防できるマシンの導入など、目新しい取り組みで注目を集めているフランチャイズと言えます。
ホワイトニングの副業を始めるならフランチャイズ加盟がおすすめ
ホワイトニングビジネスは副業でも始められ、特別な資格も必要ないことから参入しやすいビジネスの一つです。
本業で収入を得ながら経験を重ね、実績をつくってから本業にすることもできます。
フランチャイズに加盟すると経営に関するアドバイスやサポートも受けられるので、ホワイトニングビジネスの開業はフランチャイズ加盟を検討するのがおすすめです。
副業に関する記事
公開日:2021年07月12日