在宅でできるシール貼りの副業は稼げる?メリット・デメリットを紹介
最終更新日:2024年09月18日

副業としてすぐに思いつくものの一つが「内職」ではないでしょうか。内職であればスキマ時間を活用できるので、副業にうってつけです。内職にもさまざまな種類がありますが、求人数が多いものとしてはシール貼りがあります。実際にはどのような仕事で、いくらぐらい稼げるのか、詳しく見ていきましょう。
在宅でできるシール貼りの副業とは?
シール貼りはシールを製品に貼っていく仕事ですが、貼るシールの内容や製品の種類はさまざまです。
たとえば以下のようなシール貼りがあります。
- ダイレクトメールに宛名シールを貼る
- 製品に値札シールを貼る
- 製品に注意書きが書かれたシールを貼る
- バーコードシールを貼る
- 出版物の誤記に関する訂正シールを貼る
指定された箇所にシールを貼っていくだけの単純作業となるので特別な知識や技術はなく、作業の難易度は低めとなっています。
シール貼りに使用する資材については、宅配を使ってやりとりする場合や、車を使って自分で取りに行き、できあがったらまた車で納品するパターンもあります。
在宅ワークでシール貼りの副業は稼げる?
シール貼りの副業をするうえで気になるのは稼げるかどうかという点でしょう。一方、ほどよくお小遣い稼ぎができたと話す人もいれば、あまり稼げなかったという人もいます。実際はどうなのか見ていきましょう。
基本は出来高制になっている
稼げるかどうかの前にまず、報酬の仕組みを知っておきましょう。シール貼りの仕事はやった分だけ報酬が支払われる出来高制となっています。同じ仕事を引き受けた場合でも、慣れている人と初心者では作業スピードが異なるため、稼げる額が変わってきます。
また扱う商材によって、単価が異なってきます。単価とはシール貼り1枚に対する報酬額です。
つまりシール貼りの報酬は「シール貼り1枚に対する単価×貼った数」で決まります。
少しでも収入アップを目指すならば、単価が良い案件を探し、作業のスピードを上げていく必要があります。
在宅のシール貼りで得る報酬の相場
シール貼りの単価は一般的に1枚0.1円〜1円程度が相場とされています。1円以上の案件もありますが数は多くありません。
1枚1円の場合、10枚貼って10円、100枚貼って100円、1000枚貼って1000円です。速い人でも1時間に貼れるのは800枚から1000枚程度と言われているので、時給にすると800円から1000円になります。初めての場合は、その半分程度を見ておくと良いでしょう。
在宅でシール貼りの副業をするメリット
シール貼りの副業にはさまざまなメリットがあります。また、本業がある人や初心者でも始めやすいとされていますが、どのような点でやりやすい仕事だと言えるのでしょうか。
在宅で行うシール貼りのメリットについて解説します。
完全在宅でできる
なんといっても一番のメリットとしては、完全に在宅で働けるという点があります。
本業も副業も外で働くのは、かなり疲れてしまうものです。完全在宅でできるシール貼りならば、体力的にも無理なく働けます。
通勤時間のロスをなくせるという良さもあります。普段、通勤している本業がある人にとっては、副業の仕事にも通うのは大変です。その点、在宅であれば移動時間が節約できます。
小さい子どもがいて保育園に預けられる時間が限られている人も、安心してできる仕事です。
スキル不要・未経験でもOK
シール貼りの仕事には、特別な知識やスキル、資格は必要がなく、思い立ったらすぐに始められる良さもあります。
作業は、基本的にはシールを台紙からはがして製品などの所定の位置に貼るだけです。仕事を引き受けた時点で発注者から貼り方について説明があるので、誰でも手軽に作業を進められます。
案件によりシールが小さかったり、特別な形状をしていたりするなど、難易度がやや高めのものもありますが、丁寧にやれば大丈夫です。慣れていけば自然とスピードが上がっていくでしょう。
好きな時間にできる
昼間に本業がある人にとって、スキマ時間に働けるというのは大きなメリットです。
時間制ではなく出来高制のため、決められた納品日までに作業をすれば良く、働く時間に制約を受けません。土日や時間がある日には多めに作業をし、疲れていたり、体調が悪かったりする日はやらなくて済みます。
好きな時間にできるので、出勤時間が遅めの人は朝のうちに作業を進めることも可能です。自分のライフスタイルに合わせ、時間の使い方を工夫しながら収入が得られます。
人間関係の悩みがない
基本的には1人での作業となるので、人間関係に悩まされません。
大勢の人が働いている職場にいると、人間関係の問題は発生しがちです。うまくやっているつもりでも、思わぬトラブルに巻き込まれることも度々あります。本業で悩みを抱え、さらに副業でももめるような事態は避けたいところです。
その点、在宅で行うシール貼りであれば人間関係のトラブルが起きず、ストレスを溜めずに働けます。
黙々と単純作業をできる
1人で黙々と作業するのが好きな人にとってはとくにおすすめの仕事です。人見知りでテレフォンアポインターやショップの店員は苦手だという人にもうってつけではないでしょうか。周囲の声が耳に入らないので集中して働けます。
基本的には単純作業になるので、頭を悩ませることも少なめです。数枚やってコツをつかめば、後は同じ作業をひたすら繰り返せばOKです。
本業で頭を使う分、副業はあまり考え事をしたくないというときに適しています。
ながら作業でも問題ない
在宅で働くため、テレビやラジオの音を聴きながら作業をしても問題ありません。シールを汚したり破損しなければ、家事の合間にも作業ができます。
たとえば「洗濯機を回しながら」「レンジで料理をしながら」「好きな音楽を聞きながら」作業を進められます。子どもがいる人は寝かしつけながら働くことも可能です。
上司も同僚もいないので、他人の目を気にせずに、自分らしいライフスタイルを継続しながら働けます。
在宅でシール貼りの副業をするデメリット
一方、シール貼りの副業にはデメリットもいくつかあります。仕事を開始してから「思っていた仕事と違う」とならないように、デメリットも理解しておくようにしましょう。
単価が安く稼ぎにくい
上述のようにシール貼りの単価は高いとはいえません。そのため、たくさん作業したつもりでも、思ったほど稼げていないという場合があります。
報酬額は働くモチベーションにつながります。とくに副業の場合にはスキルアップよりも報酬を求める人が多いかと思いますが、あまり稼げないとモチベーションを下げてしまいかねません。
あくまでも、副業は本業の補助的な仕事だと割り切りつつ、月の目標額を立てて、計画的に作業を進めるようにしましょう。
細かい作業が苦手だと不向き
細かい作業が多いシール貼りは、手先を使った作業が苦手な人には向かないかもしれません。
シール貼りはシンプルで簡単な作業ですが、シールを破損しないように取り扱い、指定された場所にきちんと貼るのは集中力が必要です。細かい作業が苦手な人の場合、シールを破ってしまったり、間違った場所に貼ったりしてしまうかもしれません。
また、少ない数ならばできたとしても、細かい作業が苦手だと思っている人が1000枚や2000枚などと作業を続けるのは苦痛に感じてしまうこともあるでしょう。
材料の受け取り・納品には車が必要
シール貼りに使う材料の受け取りと納品は、自分の車で倉庫や事業所に行かなければならないとしている案件が多くあります。
倉庫や事業所は駅から離れている場合が多いうえ、多くの材料を持ち運ぶためには車が必要です。宅配や郵便を利用可としている案件もありますが、数が少ないので仕事を選ばなければなりません。
まずは受け取りと納品はどのようにしたら良いのか確認してみてください。材料を運ぶ手段を考えてから仕事を引き受けるようにしましょう。
足腰に負担がかかる
シール貼りの仕事をしていると足腰に負担がかかるという声があります。
体力を使う仕事ではありませんが、長時間同じ姿勢で作業をするため、腰痛になったり足がむくんだりするというケースがあるようです。また、まとまった量の材料やできあがりを運ぶ際に腰を痛めてしまう可能性もあります。手先を使った細かい作業が続くので目が疲れる人もいるようです。
適度に休憩をはさんで軽い運動やストレッチをしたり、遠くを見たりすることで、体に不調が出ないように予防してください。
作業スペースが必要
自宅で作業する場合、ある程度の広さがある作業スペースを用意しなければなりません。なかには、スペースを用意するのが難しいという人もいるでしょう。
うっかり材料を汚さないようにするためには、作業場所も常にきれいにしておかなければなりません。また材料を紛失しないように、きちんと片付けておく必要があります。
作業スペースを家のなかに確保しようとすると、生活のスペースが削られてしまいます。一部屋丸ごと作業部屋にしなければならなくなるかもしれず、不便さを感じるかもしれません。
悪徳業者には注意が必要
多くの会社は問題がないのですが、なかには悪徳業者が混じっているケースがあり、以下のような事態が発生する可能性があります。
- せっかく納品しても支払いがない
- 高額の機材を買わされる
- 有料の講習会に参加させられる
ほかの会社の案件に比べて報酬が高すぎるなど、気になる点があったら注意が必要です。また、初期費用は必要ないはずなので、募集の時点では何も書いていなかったにもかかわらず説明の途中などで話が出てきたら、疑ったほうが良いでしょう。
在宅の単純作業で稼ぎたい人におすすめの副業
とくにスキルがなくても在宅で仕事がしたいと考えるなら、フランチャイズで開業するという手もあります。
フランチャイズとは本部(企業)に対してロイヤリティを払うことで加盟店となり、ブランドや看板を使用できるようになるとともに、経営ノウハウなどの支援を受けられるシステムです。
個人でゼロから起業するのは、事業を軌道に乗せるまでに時間がかかるうえ、失敗しやすいという難点があります。一方フランチャイズの場合、すでにある経営モデルをベースに、本部の支援を受けながら始められるので失敗が少ないというメリットがあります。
コンビニやレストランのような本格的なもののほか、気軽に自宅で開業できるフランチャイズもあるのでおすすめを紹介します。作業も簡単なので、未経験の人でも大丈夫です。
低資金で始めるフランチャイズ
フランチャイズというと高額の開店資金を必要とするイメージがありますが、わずかな資金でも開業できるものもあります。単純作業が中心で、パソコンさえあればできるものもあります。
売らないネットショップ_自動販促システム
在庫を抱えずにできるネットショップのフランチャイズです。ネットショップというと先に商品を確保して販売を行うため、売れないと在庫を抱えてしまうというデメリットがありますが、売れてから商品を仕入れるというシステムのため、その心配がありません。作業は、商品を選んでネットショップに登録をし、価格改定を自動で行うという単純なものです。開業資金は6万円です。
自由な時間に働くフランチャイズ
フランチャイズでも従業員を使わず自分1人で働く場合には、時間が自由に使えます。
ハウスクリーニングの仕事も店舗を構えず、1人でも行える仕事です。顧客獲得に関するサポートも受けられます。
おそうじ革命
高齢者世帯や共働き世帯が増えているなどの理由から、ハウスクリーニング業界は好調となっています。ハウスクリーニングはいざ作業を始めれば、1人でもくもくと作業を行うことが可能です。開業前研修はeラーニングも含めてしっかりとあるので、未経験からでも問題なく始められます。稼働時間も自分のペースで決められます。
在宅でできるシール貼りの副業についてまとめ
シール貼りの副業は、スキマ時間を利用しながら在宅で行えます。難しい技術を必要としないため、誰でもすぐに始められるという魅力があります。通勤の必要がなく、1人でもくもくと作業を進めるので、人間関係のわずらわしさもありません。一方で、大きくは稼ぎにくいというデメリットがあります。
もし、1人でもくもくと働くのが好きならば、フランチャイズに登録して仕事を受注する方法もあります。資金が少なくても加盟できるフランチャイズも豊富にあるのでぜひチェックしてみてください。
公開日:2022年08月24日