失敗から学ぶフランチャイズ加盟のポイント 【10/10】

公開日:2015年12月28日

【セミナー内容】

「フランチャイズ&起業・独立フェア」で大好評だった、講師陣のセミナー内容をまとめてお伝えする企画です。

第二弾は「株式会社Biz Rise 代表取締役 小林肇氏」のセミナー内容を【全10回】に分けてお届けさせていただきます。

新規事業の選択肢の一つとして検討するフランチャイズ加盟。しかし、数あるフランチャイズの中から自分に最適なビジネスを選ぶこと、信頼のおける本部を選択することは至難の業です。このセミナーでは経験者の失敗例を活かす方法、フランチャイズ選びの際に重視するポイントを紹介します!

【バックナンバー】

▶ 1. 成功に方程式はない。先人の失敗に学ぶことで、少しづつ成功に近づく

▶ 2. フランチャイズ選びの前に確認するべき、5つの質問

▶ 3. フランチャイズ選びのポイント 【その1】

▶ 4. フランチャイズ選びのポイント 【その2】

▶ 5. フランチャイズ選びのポイント 【その3】

▶ 6. フランチャイズ選びのポイント 【まとめ】

▶ 7. 今後の注目のビジネスから見る新しいポイント 【その1】

▶ 8. 今後の注目のビジネスから見る新しいポイント 【その2・3】

▶ 9. 情報収集方法 【その1】

目次

10. 情報収集方法 【その2】

10. 情報収集方法 【その2】

フランチャイズと聞くと、少し堅いイメージをお持ちの方もおられると思います。例えば大手のコンビニエンスストアさんや、日本フランチャイズチェーン協会といった、フランチャイズ業界には古くからある非常に素晴らしい体系が存在しますので。

そのため、日本フランチャイズチェーン協会に加盟している本部となると信頼感や安心感は増します。基準が厳しいからですね、

しかし、こういった日本にもう何千店舗もあるフランチャイズ本部に「安心だからこれから加盟したい」と言ったところで、自分がやりたいエリアで出店できるかとなると、本部の状況によりますがやはり難しいところが多いと思います。

10-1.大切なのは、自分の目で見定めること

色々な考え方がありますし、その方の今の環境・状況といったものもあります。そのため私は相談を受けるときに「こういうフランチャイズ本部でなければ駄目だ」といったことはあまり言わないです。本当に十人十色、色んなパターンがありますから。

私が最初に勤めていたフランチャイズ本部は当時、まだまだ誰も名前を知らないような本部でした。しかし、本部が出来て間もない段階、アーリーステージの時に加盟された方の中で、今では上場を果たした加盟企業様もあります。

これは本当に自分の目で見て、見定めることが大切です。その際には、あまりその本部の大小というよりも、本日色々とお話したような点に重きを置いて下さい。どうしてもこの事業をやりたいとか、代表の理念に共感できるとか。これから長い時間をかけて一緒に歩んでいくパートナーなので、そこが非常に大事なのではないかと考えております。

10-2.失敗を財産に

冒頭にもお伝えしましたが、私の持論は「成功の方程式はない」ということ。そして「先人の失敗を学んで、同じことを繰り返さないようにすれば少しづつですが、成功に近づく」ということです。失敗事例というものはそれこそ、鬼のような数がありますからね。一つや二つではありませんから、それと同じような轍を踏まないように心がけることが、一番成功への近道で大事なことだと思います。

私も色々な事業に携わってきましたが、本当に成功したというか、自分で成功したと心底思えるような体験となるとほとんどないですね。ほとんどないです。

「何をもって成功とするのか?」ということを先ほど、冒頭にてお話しました。これを私個人に当てはめて「何が成功かな?」「何が良かったかな?」と振り返ってみると、失敗をいっぱい繰り返してきてから今、自分の会社を設立してみなさんの前でお話できていることが成功であり、良かったことだと思っています。

10-3. まとめ

多くの失敗を自分でしてきましたし、多くの失敗をした会社にもいました。そして、多くの失敗をしてきた方々のご相談等々を受けてきたことが、私の今のちょっとした財産となっています。

このセミナーはそういった、過去の多くの失敗の中からいくつかピックアップしてお伝えしました。そのため、架空の話ですとか、本で読んだだけの話等は一切しておりません。自分の経験とご相談に来た方の「生の経験や事例」だけをお話させていただきました。

「もっと話を聞きたい」「個別に相談したい」という方は、私たちのような会社等を思う存分利用していただいて、慎重に進めること、情報収集されることをお勧めします。

今日は最後までご静聴いただきまして、誠にありがとうございました。