修理屋を開業するのに必要な準備・費用とは

最終更新日:2020年10月07日

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車や家具、靴、電子機器など様々なジャンルで需要がある修理屋は、初期費用が安く利益率が高いビジネスとして知られています。
そのため「店舗物件を用意する費用がない」「できるだけ経費を抑えたい」という方は、修理屋の開業を検討してみるのも良いでしょう。

そこで今回は、修理屋の開業に必要な費用や特徴、準備など、修理屋の開業前に知っておきたい情報をまとめました。おすすめのフランチャイズ情報もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

修理屋の開業に必要な費用

修理屋の特徴

修理屋の開業に必要な準備

修理屋に挑戦した方の事例

修理屋でおすすめのフランチャイズ

修理屋の開業に必要な費用

はじめに、修理屋の開業に必要な費用を初期費用と運営資金、売上、借入の有無に分けて紹介します。

初期費用

修理屋の開業に必要な初期費用は、約130~520万円です。
ただし、費用は修理する商品のジャンルによって変わるので、あくまで目安として参考にしてください。

<初期費用の目安>

項目 金額
車両購入費 30~150万円
材料費 30~100万円
機材購入費 50~200万円
講習受講・資格取得費 10~40万円
広告宣伝費 10~30万円
合計 約130~520万円

主な費用は、車両購入費、材料費、機材購入費、講習受講・資格取得費、広告宣伝費です。

修理屋は店舗が不要なケースが多く、物件に関わる費用を安く抑えられます。
自宅の一室に作業スペースを確保するか、お客様の元へ出張して修理をすれば、わざわざ物件を用意する必要はありません。

ただし、出張スタイルの場合は車やバイクを移動に使うため、開業日までに製品を積むのに十分なスペースがある車両を用意しておくようにしましょう。

その他には、修理作業で使う機材や工具、新しいパーツなどを調達する必要がありますが、これらの費用は修理する製品の種類によって千差万別です。

さらに、これから修理のスキルを身につけようと考えている方は、講習の受講料や資格取得のための受験費用を支払わなければいけません。

フランチャイズへ加盟する場合はさらに加盟金や保証金の支払いが発生しますが、その代わりに本部が資格取得のサポートをしてくれたり、集客に向けた広告活動を請け負ってくれたりといったメリットを享受できます。

無料で何度でも受講できるアフターフォロー研修を用意している本部もあるので、技術に不安がある方はじっくりと教育を受けられるフランチャイズへの加盟を検討してみるのも良いでしょう。

運営資金

修理屋の開業に必要な運営資金は、1ヵ月あたり約28~230万円です。
ただし、材料費の金額は製品によってバラツキがあるため、それぞれの材料の価格帯をよく調べた上で運営資金を計算することが大切です。

<運営資金の目安>

項目 金額
人件費 0~50万円
車両関連費 5~20万円
材料費 10~100万円
広告宣伝費 3~10万円
通信費やリース代など諸経費 10~50万円
合計 約28~230万円

主な費用は、人件費、車両関連費、材料費、広告宣伝費、その他諸経費です。

iPhoneや靴、鞄などの小型品を扱う修理屋では従業員を雇わないケースも多く、人件費をかけずに事業運営ができます。
ただし、住宅やコンクリート、車などの大型品を取り扱う場合は、修理スピードを上げるためにも従業員の採用を検討する必要があるでしょう。

車両関連費には、ガソリン代や駐車場代、車検代などが含まれます。
長距離出張を引き受ける場合は、ガソリン代が高額になる可能性を考慮しておかなければいけません。
出張修理は立地にとらわれず多くの仕事を受けられる一方、交通費が高くなりやすいので、あらかじめ対応可能なエリアを明確にしておくのがおすすめです

その他にも広告宣伝費用やインターネット通信料、さらに車両や機材をレンタルする場合はリース代などが発生します。

フランチャイズへ加盟する場合も同様の費用が発生し、それに加えて本部へのロイヤリティを数万円ほど支払わなければいけません。
ただし、その代わりに本部が広告や採用のサポートをしてくれるため、開業者は自身の修理業務に集中しやすい環境を得られます。

売上

修理屋の売上は、取り扱う商品やターゲット層、集客の状況によって大きく変動します。

ふすまの修理を手がける『金沢屋』の収支モデルを例に挙げると、個人客による月の売上は約174万円、法人客による月の売上は約901万円が目安です。
そこから経費を差し引いた月収を計算すると、前者が約90万円、後者が約248万円となっています。

また、車や家具、皮製品など幅広いジャンルの修理を手がける『ワールドリペア』の場合は、開業したての時期の月の売上は約24.8万円、事業が軌道に乗り始めた開業後1年目以降の売上は約82.8万円が目安です。
経費を差し引いた月収は、前者が約16.8万円、後者が約65.8万円となっています。

このように修理屋は商材によって売上や収益が大きく異なるため、開業前に事業の規模や材料にかかる経費をよくシミュレーションしておくようにしましょう。

借入の有無

開業資金に不安がある方は、借入をするのも1つの方法です。

借入方法にはいくつかの選択肢があり、その中でも民間の銀行と日本政策金融公庫は信頼度が高い融資先だと言えます。
この2つの機関から融資を受けるためには、綿密に作り込まれた事業計画書の提出が必要なので、不安な方は書類作成のサポートを行っている機関を頼るのがおすすめです。

その他にも最近では、クラウドファンディングという不特定多数から支援を受けられる方法も注目されています。

修理屋フランチャイズの開業・運営に必要な資金とは

修理屋の特徴

ここでは修理屋の特徴として、サービス内容やメリット・デメリット、成功・失敗のポイントについて解説していきます。

サービス内容

修理屋の主なサービスは、お客様から故障した製品を預かり修理することです。
車や家具、靴、電子機器などジャンルは多岐にわたりますが、基本的には以下の業務になります。

  • 材料の仕入れ
  • 見積もり依頼の対応
  • 修理
  • 売上管理
  • 集客

メリット

修理屋を開業するメリットを3つご紹介します。

実店舗がなくても運営できる

既存の修理屋の中には、店舗を構えず出張修理だけ行っているところが多くあります。
また、出張せずにお客様から製品を預かって修理する場合でも、自宅の一室を活用して作業ができるため、わざわざ広いスペースの物件を取得する必要はありません。

飲食店や雑貨屋のような実店舗型の事業は、物件取得費用や内装工事費、設備設置費だけで数百万かかることが多いですが、修理屋の開業ではこれらの物件に関する費用がほとんど発生しないため低予算で開業できます。

利益率が高い

修理屋は、様々な業種の中でも利益率が高いビジネスです。
商品を新たに開発・製造するわけではないので在庫を抱える必要がなく、修理に使う材料や部品さえ用意しておけば営業ができます。

また、食材や花のように賞味期限が存在しないため、部品が余った時は次の修理用にストックとして置いておくことが可能です。

その他、開業者が1人で運営する場合は人件費がかからないなど、修理屋は経費を抑えやすく高い利益を生み出しやすいビジネスモデルだと言えるでしょう。

他のビジネスと兼業しやすい

本業としてはもちろん、修理屋は副業にも向いており、その理由としては他の業種と比べて時間の融通が利きやすいことが挙げられます。

お客様から故障品を預かった後は、納期に間に合うように修理すれば良いため、自分のペースで作業に取りかかることが可能です。
他の依頼で忙しい時は作業を後回しにしたり、プライベートな用事がある時はそちらを優先したりなど、自分で時間のコントロールをできるのが修理屋の魅力でしょう。

修理屋は高い売上が見込める事業ですが、一方で空いた時間を有効活用しながら数万円の利益を出す働き方もできるので、副業として選ぶにはぴったりなビジネスだと言えます。

デメリット

次に、修理屋を開業するデメリットを2つご紹介します。

専門知識と技術が求められる

修理屋の運営では、専門知識と高い技術が求められます。

特に車や家電などは、修理にミスがあれば重大な事故にも繋がりかねないため、一定レベルのスキルを身につけてからでないと開業は難しいでしょう。
未経験で修理屋を始めようと考えている方は、開業するまでにそれなりの期間がかかることを覚悟しておかなければなりません。

ただし、フランチャイズへ加盟する場合は、本部の研修を利用することで短期間で効率的にスキルを習得できます。
また、本部によっては開業後も無料で研修を受けられる制度を用意しているので、開業後に改めて学び直したくなった時でも安心です。

商材によっては売上に波がある

修理屋の運営では、最初の商材選びが売上を左右します。
商材によっては年間の売上に波があり、例えば暖房器具を専門に扱う場合は夏場の売上は大きく下がる可能性が高いです。

また、電気製品の中には壊れにくい部品が使用されているものも多く、そういった商品を選んでしまうと修理の依頼件数が少なくなってしまう懸念があります。

安定した売上を得るためには、修理する商材のバリエーションを増やしたり、修理だけでなく中古販売サービスも始めたりなど、複数の事業の運営を視野に入れる必要があるでしょう。

成功・失敗のポイント

修理屋の成功・失敗のポイントを3つご紹介します。

不測の事態に備えた準備

車のかすり傷のようなわかりやすい故障であれば良いですが、家電やiPhoneなどの電気製
品を扱う場合は故障原因がわかりにくいことが多いです。
また、商品によっては日本で取り扱いのない部品を使用しているなど、予想より修理に時間がかかってしまうケースもよく見られます。

個人で開業する場合は、複雑な故障原因を見極めるスキルを身につけておくこと、材料や備品のストックを十分に用意しておくことなど、不測の事態に備えた準備が重要だと言えるでしょう。

一方、フランチャイズへ加盟する場合は、たとえ故障原因や修理方法がわからなくても本部の手助けを受けられることがほとんどです。
足りない知識と経験は本部サポートが補ってくれるため、未経験で開業する方にとっては安心感があります。

正規メーカーとの差別化

正規メーカーで電気製品を購入すると、大抵の場合は無料で修理対応を受けられる保証サポートが付帯しています。
製品故障時にはこの保証サポートを利用する方が多いため、正規メーカーに勝つためには修理屋ならではの強みをアピールしていかなければいけません。

値段の安さや修理期間の短さの他にも、何度も利用してくれるお客様にはリピーター割引を適用するなどお得感のあるサービスを考えていく必要があります。

また、パソコンの修理では初期化の設定も請け負うなど、修理以外のサービスにも手を広げていくことが大切です。

目を引く宣伝広告

飲食店やアパレルショップ、花屋などの実店舗販売ビジネスでは、好条件の立地に出店したり、お店の外観をお洒落にしたりするだけで集客が上手くいくケースがあります。

しかし店舗を持たない修理屋は、自ら積極的に広告宣伝活動をしていかなければ集客を成功させることは難しいでしょう。

広告宣伝の方法は、チラシや新聞・雑誌掲載、SNS、メルマガなど様々で、ターゲット層によって広告の種類を変えることが求められます。
そのため集客に自信がない方は、フランチャイズへ加盟して広告活動を本部に一任するのも1つの方法です。

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修理屋の開業に必要な準備

修理屋の開業に必要な主な準備を3つご紹介します。

資格・免許

出張修理をする場合は運転免許が必要ですが、それ以外で修理屋が絶対に取得しなければいけない資格は特にありません。
ただし、お客様からの信頼を得るためにも、できれば開業までに関連資格を取得しておくのがおすすめです。

例えば住宅の傷を修理するための資格に「ウッドリペアマイスター」がありますが、この資格は講座受講と認定試験が同日に行われるため短時間で取得ができます。

フランチャイズの中には資格取得のサポートをしてくれるところも多いので、未経験から修理の知識をつけたい方は加盟を検討してみるのも良いでしょう。

機材・材料の調達

資格の取得と並行しながら、修理に使う機材や部品の調達も進めていきます。
取り扱う製品によっては機材が高額になることがあり、例えば住宅の修繕など大がかりな修理を手がける場合は数十万~数百万円の機材費がかかることも珍しくありません。

また、iPhoneのような進化スピードの速い製品は、以前のバージョンでは使えた部品がいつの間にか使えなくなっていることがよくあります。
そのため部品を揃えるためには、まずその商材のトレンドや最新情報を調べておくことが大切です。

集客

開業の準備が整い始めたら、徐々に集客活動にも力を入れていきます。
地域住民をターゲットとする場合は、チラシの作成や地方紙への広告掲載などを積極的に活用していくようにしましょう。

その他にも、自社サイトやSNS、メルマガ、ブログなどインターネットを活用した宣伝も集客には効果的です。

また、従業員を雇う場合は求人情報サイトで募集をかけておくことも忘れてはいけません。
修理屋は無店舗で営業するケースが多く、飲食店のように求人情報を店頭に貼ることができないので、インターネットや雑誌での募集に力を入れていくことが大切です。

修理屋のフランチャイズを始めるのに必要な準備

修理屋に挑戦した方の事例

修理フランチャイズでの独立・開業を決断する前には、実際に挑戦した方の事例を参考にしてみるのもおすすめです。

イタリアンレストラン経営からの転職!「好きな車」で独立し、時間と一生モノの技術を手に入れました

修理(リペア)フランチャイズ事例1

地元の繁華街でイタリアンレストランを6年やっていましたが、流行廃りがあって資金繰りも悪化。店に縛られ、家族との時間もとれない状況だったので閉めました。

まず、無店舗・出張型のビジネスなので1人で低資金での開業ができ、時間が自由に使えることが魅力でした。当時は次男が生まれたばかりだったので、家族と過ごす時間をとりたかったんです。
また、経験のない私には何と言っても本部の信頼性ですね。失敗事例もきちんと伝えてくれるオープンな雰囲気も良かったです。

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修理屋でおすすめのフランチャイズ

トータルリペア

トータルリペア

修理業界の中でも『トータルリペア』は老舗のフランチャイズで、住宅や家具、車など様々な製品の修理を請け負っています。
修理のクオリティとサービスの質どちらも優れており、リピーターを多く抱えているのが特徴です。
また、知名度の高さも十分なため開業後の集客に不安要素はないでしょう。

修理をする際には2畳ほどのスペースがあれば十分で、新たに物件を用意する必要がなく初期費用を安く抑えられます。
大手のノウハウを吸収したい方、低予算で開業したい方などは、『トータルリペア』への加盟を検討してみるのもおすすめです。

トータルリペアについて詳しく見る

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金沢屋

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『金沢屋』は、ふすまや障子、網戸の張り替えを行うフランチャイズです。
最近ではふすまに馴染みのない家庭が増えてきていますが、高齢者が住む家庭では未だふすまを利用しているところが多く、高齢化が進む日本では安定した売上が期待できるビジネスだと言えます。

開業プランには「ベーシック」と「ラグジュアリー」の2つがあり、価格が安い「ベーシック」を選んでも研修から開業まで手厚いサポートを受けられるのが特徴です。

ふすまの張り替えと聞くと高度な技術が必要なイメージがありますが、5日間の基本研修に加えて2次研修や3次研修も受けられるので、未経験者でも十分に知識をつけられます。

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ワールドリペア

『ワールドリペア』は、車や家具、靴など幅広いジャンルの製品を取り扱うフランチャイズです。
特に皮製品は仕上がりのクオリティに定評があり、皮の持つ柔らかな質感を新品さながらに戻す技術は顧客からの高い信頼を得ています。

修理屋の運営では商材が1つだけだと売上が安定しないことが多いですが、『ワールドリペア』の場合は様々な製品の修理依頼が見込めるため、売上を安定させやすいと言えるでしょう。

また、3日間の研修では商品の取り扱い方から実際の修理作業まで一通り学べぶことができ、さらにマネージメントやマーケティングの講習にも参加ができます。

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公開日:2020年10月07日