フランチャイズとは?初心者でも3分で分かるフランチャイズの意味と仕組み

最終更新日:2023年09月12日

フランチャイズのオーナーになるのは難しいとお考えの方も多いと思います。
ですがフランチャイズと言うものはフランチャイジー(本部)の既に成功したノウハウを使って新規店舗を立ち上げることができる契約です。
未経験からでも簡単にオーナーになれる、それが「フランチャイズ」となります。

ここでは、「フランチャイズの仕組み」「フランチャイズで開業する意味」「実際に開業するとどうなる?」など、フランチャイズをご検討されている方や意味を詳しく知りたいという方のために網羅した情報をお届けします。

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目次

まず「フランチャイズ」とは?

本部はどこまでサポートしてくれる?

フランチャイズの実態

フランチャイズの種類・探し方

フランチャイズの始め方

フランチャイズとは?のまとめ

まず「フランチャイズ」とは?

フランチャイズの仕組み

フランチャイズとは、個人や法人がフランチャイズ本部から店舗の作り方や成功しているサービス・ノウハウなどをもらい、その対価をフランチャイズ本部に支払う仕組みのことです。

フランチャイズ本部は、新しいオーナーを随時迎え入れ短期間で成果の出る新規店舗ををどんどん作っていきたいと思っています。
仕入れ・販売・集客・採用・商品開発など、ビジネスを行う上で必要な各要素をパッケージにすることで、未経験からでもしっかりとビジネスを行うことができるように構築された仕組み、それがフランチャイズです。

それぞれのノウハウは専門的な知識と経験が必要なものですが、フランチャイズ契約を希望した加盟店はそのノウハウを一度に手に入れることができます。

ノウハウを受け取る代わりに、加盟店オーナーは「ロイヤリティ」を本部に支払うビジネス構造となっています。

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フランチャイズと直営店との違い

フランチャイズと直営店には、誰が経営するかに違いがあります。

フランチャイズは、本部と契約した加盟店のオーナーが店舗を経営します。本部とは別の個人事業主や法人が個別で経営を行うイメージです。

一方、直営店とはフランチャイズ本部が直接経営する店舗のことを指します。レギュラーチェーン(RC)と言われており、店舗や雇用、売上、経費など経営に関わる全てのことを本部が管理します。

また、フランチャイズ本部が経営する直営店は加盟店のお手本となる存在のため、開業前の研修で利用されることが多いです。

フランチャイズと直営店の違いについてはこちらの記事で詳しく紹介しております。

フランチャイズ店とは何?今さら聞けないフランチャイズ店と直営店の違いを5分で解説

フランチャイズで支払う「ロイヤリティ」とは

フランチャイズのロイヤリティとは、本部(フランチャイザー)からノウハウを享受する代わりに、加盟店(フランチャイジー)が本部に対して支払うお金のことを指します。

多くのフランチャイズでは、「売上に対して何%」という形での支払い形態をとっています。「月額固定」「ロイヤリティ不要」など、さまざまなロイヤリティ形態が存在します。

例えばコンビニエンスストアでは、売上総利益(総売上高-売上原価)に対してロイヤリティの計算が行われます。パーセンテージも、売上総利益高に応じて、細く設定されています。

ロイヤリティと同じく、フランチャイズでの起業において決して忘れてはいけないのが「開業資金」です。開業資金とロイヤリティを知ることで、開業時にどのくらいの費用を見ておくべきかが分かります。

ロイヤリティについてはについてはこちらの記事で詳しく紹介しております。

「ロイヤリティ」と「ロイヤルティ」の違いとは

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フランチャイズのメリット

成功例のあるビジネスをいきなり始めることができる、「フランチャイズ」ですが、加盟店にとっては良い面・悪い面のどちらも存在します。フランチャイズの加盟店になりビジネスを行っていくことのメリット・デメリットをまとめました。

メリット1. 本部のブランド力を活用できる

「いつも見慣れた看板のお店の安心感に惹かれ、ついつい入ってしまった。」という経験は、誰もが一度はあると思います。ブランド力は、集客効果の面で絶大なメリットといえます。開業初日から、行列ができることも。

一方、無名な飲食店の場合、開業前に緻密なプロモーション戦略の立案・実行がない限り、開業初日からの十分な集客は見込めません。リピーターを地道に増やしていくことが求められます。

メリット2. 継続的な集客支援が受けられる

どんな商売でも共通して課題となるのが、見込み客の「集客」です。特に、個人店などの小規模の店舗では、広告宣伝にかけられる費用を捻出することは難しくなります。

その点、フランチャイズの場合、フランチャイズ本部がチェーン全店に対して行う広告となるので、その分高額の広告費をかけることができます。

テレビCM・大規模なカラーチラシの配布など、なかなか手がつけられない大規模プロモーションという集客手法を、本部が実施。その恩恵を各加盟店が享受することができます。

メリット3. 未経験から参入できる

立地選定から実際の運営に至るまで、運営ノウハウがパッケージ化されています。接客についても詳細なマニュアルがあり、本部担当者による研修が、数日から数ヵ月に渡って行われます。開業後は、「スーパーバイザー」と呼ばれる本部担当者が、経営や店舗づくりのアドバイスを行います。

「未経験でも"憧れの仕事"で開業したい!」

そんなオーナーの夢を具体的に後押ししてくれるフランチャイズという仕組みは、社会的にも大きな意味を持っています。

メリット4. 商品・サービス開発は本部が実施、運営に専念できる

商品開発、サービス向上のためのマニュアルのブラッシュアップは、フランチャイズ本部の仕事です。加盟店は、店舗運営・スタッフ採用、教育に専念することができます。

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フランチャイズのデメリット

それでは反対にフランチャイズのデメリットについても紹介したいと思います。
フランチャイズのデメリットもしっかり理解することで、さらに成功しやすくなります。

デメリット1. ロイヤリティを本部に支払う必要がある

加盟期間中は、加盟店は本部に対し、ロイヤリティを払い続ける義務があります。(フランチャイズ本部によって異なります。)利益が思うように上がらないときでも、ロイヤリティの支払いは発生します。※赤字補填制度がある本部もあります。

デメリット2. 本部が定めたマニュアルの通りに運営を行う

フランチャイズの店舗では、オリジナルメニューの提供や、店舗独自の販促キャンペーンができないところがほとんどです。
「自分の思う通りに、自由にやりたい」という方は、フランチャイズオーナーには向かないといえます。

デメリット3. 外部環境の変化に弱い

周辺人口の変化・ライバル店の出店などにより、十分な売上が上げられないというケースもあります。通常ならば、店舗の移転や、業態変更を行い対応できますが、フランチャイズの契約期間中は、そのような変化を行うことは、基本的には不可能です。

デメリット4. 契約終了後も同業種での出店が禁止な場合がある

契約期間が終わり、「自分の店を出そう!」と思い立ったとしても、数年間は、同業での開業が禁止されているケースがほとんどです。「将来は自分の店を持ちたい」という方は、加盟前に契約書をよく読むことをおすすめします。

デメリット5.別店舗でブランド毀損があった場合

近年、スマートフォン・SNSの普及により、アルバイトのいたずらなどを発端とした風評被害が相次いでいます。こういった事件によりブランドの人気が低迷した場合、加盟店全店に影響が及びます。

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本部はどこまでサポートしてくれる?

本部の役割は、フランチャイズパッケージ構築しそのパッケージをブラッシュアップし続けて、加盟店の売上が安定的に上がるように手助けをすることです。立地選定から始まり、開業時・開業後と、常に加盟店と一体となって運営を進めていきます。本部のサポートの内容や質には、各フランチャイズの特徴が現れます。

本部サポートの例

  • 経験を活かした適切な立地選び
  • 最新の業界情報の提供
  • 開業資金の融資、赤字補填制度などの資金面でのサポート
  • 接客・販売・経営指導
  • 研修制度
  • スーパーバイザーによる定期的な訪問
  • 商品・サービスの改善
     
    老舗のフランチャイズであればあるほど、上記のサポート体制の構築・運用の最適化が進んでいることが多く、より安定的なサポートが受けられることが期待できます。また、新興のフランチャイズの場合でも、本部スタッフの中に業界のベテランスタッフがいる場合や、他ブランドで培った実績の横展開を行ったりと、十分なサポート体制を備えている場合もあります。

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フランチャイズの実態

フランチャイズの実態

フランチャイズで独立するということは、「フランチャイズ本部に加盟する」という意味でもあります。加盟店とフランチャイズ本部の関係性は、それぞれ事業者としての関係になりますので、通常の独立・起業と同様に、成功と失敗があります。ここでは、成功例・失敗例と、実際にフランチャイズに加盟した方の声をご紹介します。

フランチャイズの成功例

「成功」と一口に言っても、その定義は人それぞれですよね。「大金持ちにならなくても良いが、家族との時間をもっと持ちたい」「複数店舗を展開して、事業を大きくしたい」と、さまざまな価値観があり、それぞれの夢を叶えている方々がいます。成功した加盟者(フランチャイジー)の中でも、規模の大きなケースを、「メガフランチャイジー」と呼びます。

メガフランチャイジーとは?

複数ブランド・多店舗展開を行うオーナー・企業(フランチャイジー)のこと。30店舗以上を展開、もしくはフランチャイズで20億円以上の売上を上げるオーナー・企業を、メガフランチャイジーと呼びます。新規事業として既存企業がフランチャイズ事業を始めることはもちろん、個人から始めて、やがて法人化し、店長やスタッフなど従業員の雇用を進めていく方法もあります。

メガフランチャイジー参考例

イー・ホールディングスグループ代表 安倍康一氏
http://e-holdings.jp/company/

略歴:
11年間務めた企業から脱サラ後、個別指導塾事業からフランチャイズをスタート。現在は個別指導塾のほか、介護事業所、配食事業所、海外飲食店、リサイクル事業など、複数の事業を運営している。

株式会社丸道 代表取締役 丸山 忠氏
http://031-hd.co.jp/

略歴:
22歳でフランチャイズオーナーとして独立。居酒屋やリラクゼーションサロンなどのフランチャイズ店も展開し、年商15.5億円の企業に成長させる。

フランチャイズの失敗例

成功するフランチャイズばかりでは、もちろんありません。5年後生存率70%の背景にある30%の失敗例と、その原因を紹介します。

「近隣にライバル店ができ売上が低迷するも、契約期間中のため赤字営業を続けることに……」。
「本部のブランド力が著しく低下し、集客が難しくなった」。
「運転資金が底を突き、思うような改善ができず、客足がさらに遠のいてしまった」。

というように、フランチャイズ制度を利用した場合でさえ失敗してしまうことはあるのです。

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フランチャイズオーナーの口コミ

実際にフランチャイズに加盟し、希望する働き方を叶えたオーナーのインタビューをご紹介。加盟した動機、開業後の生活などについて、お話いただきました。

「家族との時間をとる働き方」という夢を叶えた鈴木オーナー

トータルリペア 鈴木オーナー

トータルリペア オーナー:鈴木さん

開業のきっかけは?:
「当時は次男が生まれたばかりだったので、家族と過ごす時間をとりたかったんです。一人で、かつ少ない資金でも開業ができる、無店舗・出張型ビジネスを選びました。時間が自由に使える働き方ができることが、一番の決め手です。」

開業後の生活は?:
「休日の朝は、ゆっくり起きてからご飯を食べ、息子と遊ぶことが多いです。夕方に奥さんと飲みに行くことも。以前の仕事と比べ、家族一緒に過ごす時間が増え、学校の行事や父親の集まりにも参加でき、充実した生活を送ることができています。」

オーナーインタビューをもっと見る

理想の働き方を手に入れるには入念な準備が必須

フランチャイズにはさまざまな業種・業態が存在します。上記の鈴木さんは、自分の目指す生き方・働き方に向けて、しっかりと本部選びをされています。フランチャイズで理想の働き方を手にするためには、

  • どんな事業が自分に向いているのか?
  • 今後も集客力を維持できるのはどのチェーンか?
  • 理想の働き方ができるのはどのフランチャイズか?

など、各フランチャイズ本部を詳細に調べることが最も大切です。フランチャイズ加盟を検討する際は、インターネット・各本部の説明会・展示会などで情報収集を行い、納得のいくフランチャイズ選びをするようにしましょう。

フランチャイズの種類・探し方

フランチャイズの種類・探し方

フランチャイズは、業種によって「必要な資金」や「営業の形態」が全く異なります。

フランチャイズを始めよう!と志したなら、一番始めに行うことは「どの業種・業態で開業するか」を決めること。
これは、フランチャイズ選びで最初に訪れる最も重要な決断となります。

どんな種類のフランチャイズがあるのか、どのようにして選べば良いのか、選び方のポイントを紹介します。

フランチャイズの業種

フランチャイズには沢山の業種があります。

  • 「食べ物を提供」する飲食業
  • 仕入れた「商品を販売」する小売業
  • お客様が求める「無形価値を提供」するサービス業

どの業種も、大きく分けるとこの3つに当てはまることになります。

どんな業種・業態でフランチャイズ加盟するかを具体的に絞り込む前に、まずは「どういった方向の業種での加盟を希望する」のかを選んでみましょう。そこから自分が開業したいフランチャイズを絞り込むと、より決めやすくなるでしょう。

また、それぞれの業種によって「開業資金」や「運営方法」が全く違うということも注目すべきポイントです。

例えば、飲食業なら調理器具などを揃える必要があります。小売業も、コンビニならお店に設置する様々な設備が必要です。サービス業は、スタッフを雇って仕事をするなら、開業するための費用は他の業種よりも高くなります。

一方、どの業種でも開業資金を抑える方法があります。例えば、飲食店ならテイクアウト専門のお店だと店舗の坪数を少なくして費用を抑えられます。

コンビニなら、資金を援助してくれる「FC本部の制度」を利用すればOK。サービス業の場合は、自宅をお店として使う「無店舗型サービス業」にすれば開業資金は大幅にカットできます。

このようなお金に関することも重視しつつ、業種選びをしていきましょう。

フランチャイズの業態

フランチャイズにおける、代表的な業態について紹介します。それぞれの業態の特徴も合わせて確認しましょう。

飲食業のフランチャイズ

喫茶店・レストラン・居酒屋・ラーメン店などの飲食業は、フランチャイズに多い業種。すでに有名なチェーン店のフランチャイズに加盟すれば、開店後の顧客獲得がスムーズに進められるというメリットがあります。

また飲食業は、作ったその場で商品を消費し、現金収入を得ることができるため、キャッシュフローが目に見えやすい業種です。

そして、フランチャイズの場合は個人経営と違い、食材を「一括大量仕入れ」で安く手に入れられたり「すでに人気の高い味の商品」を提供できます。

注意点としては、入れ替わりが激しいということ。飲食ビジネスはプレイヤーが多く、新店舗が生まれるスピードも早いため、しっかりとした経営計画が必要です。また、立地も重要なポイント。人の目につきやすい場所でなければ、集客面では相当な苦労があるでしょう。

自分で探すのは難しいですが、フランチャイズ開業の場合、大半のFC本部は「立地調査」をしています。

蓄積された経験とノウハウをベースに出店エリアを一緒に選べることも、フランチャイズ加盟のメリットです。

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小売業のフランチャイズ

小売業は、生産者や卸売業者などから仕入れた商品を販売すること。スーパーなら様々な商品を仕入れて取り扱います。商品の仕入れは、FC本部が過去の売上データを基にした「売れる商品」を効率よく仕入れることが出来るのがフランチャイズ加盟のメリットです。

また、小売業には靴やはんこなど、1種類の商品に特化した専門店のフランチャイズもあります。最近では「リサイクルショップ」や「金券ショップ」などの買取も行う小売業が注目されています。

このように、小売業といっても、販売する商品によって様々なものがあるため、地域のニーズや特色に合わせて選びましょう。

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コンビニエンスストアのフランチャイズ

コンビニエンスストアは、小売業の中でも人気の高いフランチャイズです。ほとんどのコンビニ企業が、フランチャイズ加盟者を募集しています。コンビニは、フランチャイズとしてパッケージ完成度の高さが魅力。

知名度も高く、顧客の年齢層も幅広いので、安定した集客が狙いやすいのもポイントです。

ただ、業界動向の調査ではコロナウイルスが感染拡大してからコンビニエンスストアの動向は少し下がり気味です。
ですが感染拡大前の2019年までは上昇している傾向にあるので、コロナウイルスが縮小するにつれてまた上がる可能性があるでしょう。

運営は2名以上の専業とされている場合が多く、夫婦や親子で独立する方が多い業種でもあります。必要に応じてアルバイトスタッフを雇い、経営をしていくことになります。

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サービス業のフランチャイズ

サービス業とは、クリーニング・美容・各種レンタル・マッサージなど「形のないサービス」を顧客に提供するビジネスです。物ではなくサービスを提供するので、接客する「人間の人柄」や「コミュニケーション能力」が重要となる仕事。

人と接する時間が多く、お客さんの反応を「直に知れる」ことがやりがいに繋がると人気です。

接客業の経験がある方や、人と接するのが好きだという方に向いている業種と言えます。

飲食店の様に食材を仕入れたり、小売業のように商品を仕入れる必要がないので在庫リスクがなく、負債が少ないこともメリット。設備費用も他の業種に比べて低い場合が多く、低資金での開業を強く希望する人には検討してみるべき業種です。

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無店舗型のフランチャイズ

近年注目度が高まっているのが、家事や介護の「代行サービス」「出張美容師」「移動販売」などに代表される「無店舗型ビジネス」です。店舗を保つ必要が無いため、家賃などの資金が不要。比較的低い開業資金で始められます。

家事代行や介護、出張の修理サービスなどは研修があり、未経験でも加盟が可能。専門的な技術を身につけて、手に職をつけることが出来ます。資金は他の業種と比べて低い傾向にありますが、自分でを増やしていく営業力が必要となります。

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3-3. 特徴による探し方

様々な業種・業態のあるフランチャイズですが、「働き方」の特徴も様々です。

業種・業態の特徴も加味しながら、下記のような視点でもフランチャイズを比較検討することで自分の理想の働き方で開業をすることに繋がります。

自己分析も重要

業種・業態を決める前に「自分がどんな仕事に向いているのか」を分析しましょう。判断の軸となるのは「自分の強みや弱みを知ること」「資金はどのくらい用意できるか」という2つです。

まずは、自分の強み・弱みを知りましょう。例えば、飲食店で勤務したことがある、接客業の経験があるなど「今まで働いてきた業種での経験」は大きな強みとなります。「人とのコミュニケーションに自信がある」なら、サービス業が向いているでしょう。

もちろん、今まで経験のない業種を選んでも構いません。未経験の業種で成功している人も沢山います。未経験業種での開業を志す場合も、自分の強みの活かし方を知ることは大切です。

また、自分に合う業種が見つかっても、資金不足であればフランチャイズで開業することは難しくなります。自己資金で賄えない場合はお金を借りるという方法もありますが、無理な資金計画で開業を進めると、経営難に陥ることもあります。

「自分でどのくらいの金額を用意できるのか」、借金をする場合も「どのくらいなら無理なく返済することが出来るのか」をきちんと計画しましょう。

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フランチャイズの始め方

フランチャイズの始め方

フランチャイズへの加盟を検討したり決心したりしたものの、「開業するまでには何が必要?」「どのようにして比較検討を進めていけばいいのか分からない……」などの疑問や悩みがたくさん出てきますよね。

フランチャイズ開業までの流れと、フランチャイズ加盟において重要な開業資金とロイヤリティについて説明します。

開業までの流れ

フランチャイズで独立・開業をするための全ステップと、各ステップごとのポイントを紹介します。

[STEP1]フランチャイズでの独立・開業を考える

フランチャイズは、未経験からでも新規事業で独立・開業できる経営手法です。

まずは、その仕組みについて知ることから始まり、業種・業態についてや各本部の特長へと知識を深めていきます。

STEP1-1. フランチャイズについての知識をつける
「フランチャイズって何?」という疑問を解消し、フランチャイズの仕組みや特徴について理解を深めます。

STEP1-2. 自分に合った業種・業態を知る
「自分はどんな業種に向いているのか?」を判断するべく、業種・業態についての知識を深めます。

フランチャイズのおおまかなカテゴリーは、飲食業・小売業・サービス業の3つに分けられます。

>>3. フランチャイズの種類・探し方

STEP1-3. 各フランチャイズ本部について知る
どんな本部がフランチャイズ加盟店の募集をしているのかを知ります。

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[STEP2]フランチャイズ本部の比較・検討を進める

どんなフランチャイズ本部があるかが分かった後は、「自分に合ったフランチャイズ本部はどこか?」という視点でさらに知識を深めていきます。

STEP2-1. 理想の独立・開業について考える
フランチャイズ本部を本格的に比較検討する前に、まずは「自分の判断基準」が何なのかを考えましょう。

「今より年収を上げたい」「自由な時間で働きたい」「好きな仕事をしたい」など、独立・開業する上でどのようなワークスタイルを実現したいかを考えることが重要です。

STEP2-2. 比較のポイントを知る
理想像を描いた後は、実現できるフランチャイズ本部はどこなのか、探してみましょう。

効率の良い比較検討、成功する本部選びのためには、いくつかのポイントがあります。

STEP2-3. 本部担当者と会う
気になるフランチャイズ本部を絞れた後は、実際にその本部の担当者に話を聞きに行きましょう。

インターネットや資料だけでは分からなかったさまざまな情報が得られ、直接質問することもできるので疑問や不安が解消でき、失敗しないフランチャイズ選びにつながります。

>>本部担当者と会うことの重要性、聞いておくべき質問について

[STEP3]加盟するフランチャイズ本部を決める

加盟する本部を決めてから加盟するまでの流れを説明します。

STEP3-1. どの本部にするかを決める
比較検討を入念に行い、加盟したいフランチャイズ本部が決まったら、いよいよ加盟契約の手続きがスタートします。

人生の大きな決断なので、家族への相談はもちろん、不安な点は周囲の人へも相談してみましょう。

STEP3-2. 店舗物件を選定する
加盟契約の締結前に、実際に開業する店舗物件を決める場合が多くあります。

物件選びはフランチャイズで成功するための重要な一要素です。納得が行く地域・物件で開業しましょう。

STEP3-3. 加盟(契約)する
加盟契約の締結までは、「契約書の開示」「加盟契約の申し込み」「本部による審査」というステップを踏んでいきます。

加盟契約を締結したら、いよいよ本格的な開業準備のスタートです!

[STEP4]開業の準備をする

STEP4-1. 開業準備
開業に向けた準備を進めていきます。

オープンに向けた人材の採用・備品の準備などを、着々と進めていきましょう。

直営店をフランチャイズ店として引き継ぐ場合は、店舗の引き渡しがこの時に行われます。

STEP4-2. 開業前研修
ほとんどのフランチャイズ本部では、開業前に研修を行います。

接客や運営オペレーションについて学び、開業に備えます。

[STEP5]開業

STEP5-1. いよいよオープン!
いよいよオープンです!

開業当初は、口コミも広がりやすく、多くのお客さんの来店に期待ができます。

一度来たお客さんをお店のファンにできるよう、精一杯運営を行いましょう。

必要な開業資金

フランチャイズを開業する上で気になる「開業資金」ですが、その内訳には様々な項目があり、フランチャイズ本部の経営方針や重視している部分が分かる指標でもあります。

基本的には開業資金が多く必要なものは「ハイリスクハイリターン」、あまりかからないものはロイヤリティが高いので「ローリターン」だと認識していただくのが基本になります。あとはご自身の自己資金と相談して決定します。

>>フランチャイズ開業に必要な開業資金について詳しい説明を読む

フランチャイズのロイヤリティ

ロイヤリティとは、本部(フランチャイザー)の知名度、ブランドイメージ、ノウハウを利用する代わりに、加盟店(フランチャイジー)が本部に対して支払うお金のことを指します。

有名ブランドの看板をつけたお店と、何もないお店とでは、当然売り上げも変わってきますよね。看板をつけたことによる良い変化を、「売り上げの数パーセントを支払う」ということによって、フランチャイズ本部に還元する仕組みが、ロイヤリティとも言えます。

加盟するフランチャイズの業種、各本部によって、ロイヤリティの金額や算出方法が変わってきます。ブランド力とノウハウを活用させてもらう対価として、「そのロイヤリティを受け入れられるのか?」という点を軸に、情報収集・比較検討を行いましょう。

>>フランチャイズのロイヤリティについて詳しい説明を読む

フランチャイズ本部を選ぶポイント

フランチャイズ本部を選ぶ際の主なポイントとして、以下の4つが挙げられます。

  • 本部の理念や方針に共感できるか
  • 事業の成長性
  • サポート体制
  • 信頼できる本部であるか

フランチャイズでの経営において最優先されるのは、本部の理念や方針です。そのため、知名度が高いからなど安易な理由で加盟してしまうと、開業後に本部とのズレが生じ「こんなはずではなかった…」と後悔してしまう可能性があります。モチベーションに大きく影響する要素でもあるので、本部や店舗に直接訪問するなどしてより詳細に把握してから加盟することをおすすめします。

また、事業の成長性を見極めることもフランチャイズ本部を選ぶ際の大事なポイント。
既存店の実績だけでなく、撤退率などもしっかり確認します。成長スピードを把握する指標として毎年どのくらい出店しているのかも確認しておくと良いでしょう。

そのほか、フランチャイズ本部のサポート体制も忘れてはいけないポイントです。
加盟する本部によってサポートの内容や範囲が異なるので、サポートが充実しているというだけでなく、自身にとって必要なサポートが受けられるかという視点で選ぶことをおすすめします。

何より「信頼できる本部であるか」が重要なポイントになります。
契約内容や直営店、加盟店の実績など情報を開示していない、フランチャイズ専門の担当者がいないなど体制が十分でない場合は注意が必要です。
過去に不正をしていないかや加盟店の評判をチェックするなどのほかに、説明会などで疑問点などを質問して解消するなどし、信頼できるかを見極める必要があるでしょう。

フランチャイズとは?のまとめ

「フランチャイズとは?」のまとめ

いかがでしたでしょうか? 「フランチャイズとは?」という切り口から、独立・起業・経営に関する仕組みや意味、さまざまなポイントをご紹介いたしました。

近所のコンビニエンスストアのオーナーさんは、開業前に独立・起業・フランチャイズに関する勉強を多岐に渡って勉強しており、独立・起業という人生の大きな決断をしているのですね。そう考えると、次にコンビニエンスストアに行った時は、接客するオーナーを尊敬した眼差しで見てしまいそうですね。

フランチャイズに向いている人ってどんな人?

フランチャイズ経営は、成功する確立は比較的高いものの失敗のリスクも持った、一つの独立・起業の方法です。では、フランチャイズでの独立・起業に向いている人は、どんな人なのでしょうか。

  • 本部の理念・マニュアルに沿って、コツコツと努力できる
  • 人(本部)を信頼し、良好な関係を長期間維持できる
  • 何もかもが本部任せではなく、どうすれば良くなるか? を自分で考えられる
       

上記のような方は、フランチャイズ経営に向いていると言えます。

また、そもそも日本人の性格的な特徴として、フランチャイズでの独立に向いているという考え方もあります。

島国特有のムラ社会の精神文化が根づいているため、全くのゼロから自分でルールをつくってビジネスを行うよりも、一定程度の成約や前例、ルールがあったほうが、迷いなく能力を発揮する人が多いと言われています。会社という社会の中で経験を積み、「脱サラ」して独立した方に成功者が多いのも、納得ですね。

フランチャイズは千差万別

「自分はこれがしたい!」とはっきりと決まっている人は、ゼロからの独立を。そうでない方は、フランチャイズでの独立・起業も視野に入れると良いかもしれません。

FCの業種・業態は千差万別。自分の興味ある分野や開業資金に合わせて探してみてはいかがでしょうか?

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公開日:2022年07月15日

よくある質問

Q フランチャイズの開業に必要な資金は? 回答を見る
Q フランチャイズにはどのような業種がありますか? 回答を見る
Q フランチャイズと直営店の違いは? 回答を見る
Q フランチャイズに加盟するために必要な経験や資格はある? 回答を見る
Q フランチャイズは副業からでも始められる? 回答を見る